現役公務員女子が「公務員試験を受ける人」「公務員になったばかりの人」にお伝えする赤裸々ブログ

【志望動機に】公務員(市役所勤務)の仕事のやりがいと大変なこと

こんにちは、現役公務員のゆーこです。

市役所で働いていると、公務員志望の学生から「公務員のやりがいってなんですか?志望動機に活かしたいと思うんですけど…」と聞かれることがあります。(あくまで業務ではなく個人的に、です)

仕事のやりがい、は職業を選択するとき、仕事を長く続ける上でとても大切ですよね。

お金にためだけに働くという方は別として。

では、公務員の仕事のやりがいってなんでしょうか。

今回は、私が市役所職員として働いている中で感じている仕事のやりがいや、その一方で大変だな…と感じていることについて、お話しします。

ゆーこ
この記事を読むと、市役所の仕事のリアルがわかると思いますよ

 

公務員(市役所勤務)のやりがい

市民と直接関わることができる

ゆーこ
突然ですが、あなたは国の機関や県庁に何か用事があって行ったことはありますか?

国や県の機関に行った回数よりも、市役所に行った回数が多いのではないでしょうか。

国や都道府県に比べて、市役所はどの部署も市民と直接または間接的に関わっています。

もちろん部署によって市民と接する機会に差はありますが、「役に立てた」と感じる機会も多いです。

また、「ありがとう」の言葉を直接伝えていただけることも多いです。

わたしは「ありがとう」と言ってもらえたときに一番、「あぁ、この仕事やってて良かったなぁ」と感じます。

窓口で市民と接することが少ない部署であっても、土木系であれば新しい道路を作って交通が便利になった時、教育委員会であれば何事もなく卒業した卒業生を見た時、などに感じることができます。

(人事や会計部門は…経験がないのでわかりません…)

いろいろな分野の仕事ができる

市役所には幅広い分野の仕事があります。

ゆりかごから墓場まで、どころか、お腹の中から死後まで、それも日々の生活に密接に関わる仕事ばかり。

公務員はいろいろな分野の仕事を経験しながら出世していきますので、飽き性で新しい知識を吸収するのが好きな私にはぴったりな仕事だなと思っています。

仕事によってさまざまな人や会社と関われるのも、楽しみのひとつです。

子ども関係の休暇が取りやすい

これは一般的なやりがいとはちょっと違うのかもしれませんが、公務員で良かったなと思うことのひとつです。

子育てをしてみて、公務員は子供を育てながら働きやすい職場だな、ということが結構あります。

もちろん民間でそういった制度が充実している会社もたくさんありますが、大手企業だったり育児用品の会社だったり、非常に限られた世界の話です…。

たとえば、育児休暇。民間企業で働いていたときは、男性が育児休暇を取得するだけで珍しかったのですが、わたしの働いている市役所では、1ヶ月〜1年という期間で育児休暇を取得している若手男性職員が結構います。

男性の育休取得について気になる方はこちらの記事ものぞいてみてくださいね。

また、子どもの入学式や参観会、PTA、子どもの体調不良でなどで休んだり遅刻早退する職員は男女問わずたくさん居て、自分が休む立場になった今、休暇取得について相談しやすい雰囲気があったのでとても助かっています。

大変だなぁと感じること

日々の仕事でやりがいを感じることもあれば、「正直疲れたなぁ」「大変だなぁ」と感じるときもあります。

たとえば…

市民からの苦情

やりがいの中でお話ししたとおり、国や県に比ると、市役所は市民と直接関わることが多いのが特徴。

「ありがとう」を直接聞ける一方で、苦情を受けることも多いのが市役所です。

苦情の原因は大きく分けて3つ。

  • 市役所のミス
  • 市民の勘違い
  • 解決できないトラブルの不満の捌け口

1番目の市役所のミスに関しては、市民に一切非がないものも。丁寧に謝罪し、対応措置を検討しなければいけません。

2つ目の市民の勘違いについては、相手の気持ちに寄り添いつつも、正しく理解してもらえるように根気よく説明しなければいけません。

3つ目は、行政も警察も解決してくれない、弁護士に依頼するには金がかかるトラブルについての不満を、言いやすいのか市役所に言いにくること

そのほか、なんだかムシャクシャするから人に当たりたいときに、怒鳴り込んでくる市民の方もいます。(あれ、私の市だけ?)

市役所にお越しになる方はトラブルや悩みを抱えている方も多く、家族構成も、生活レベルも、そうなった原因の背景もまったく異なります。

民間企業のように、「文句があるなら他の企業へどうぞ」と突っぱねるわけにはいきませんので、ひとりひとりの立場や気持ちに寄り添った対応が必要になります。

それにやりがいを感じることもあるのですが、「大変だなぁ」と思うときもあります。

気持ちよりも優先すべきものがある

ひとりひとりの気持ちに寄り添った対応が必要、とお話ししたばかりですが、公務員はそういった気持ちよりも優先すべきものがあります。

そう、法律や条例です。

いくら目の前にいる人の気持ちがわかって「助けたい!」と思っても、法律の範囲内でしか助けることができません。

時には「ダメ」と冷たく突き放す必要があります。

役所は冷たい!と言われる一因ですね…

寄り添ったサービスを提供したいけれど、「法律上それはできない…」といったことも多く、そのギャップに辛さを感じる時もあります。

私は特に相手にすぐ感情移入するので、気持ちを切り替えるのが大変です。

「それはそれ、これはこれ」と割り切れる方は、法律にのっとっての仕事はやりやすいと思います。

異動翌日から180度業務が変わる

やりがいのところで「いろいろな分野の仕事ができる」とお話しした理由のひとつが、公務員の異動です。

一般的に公務員は10年で3課と言われることが多いのですが、ときには1〜2年で異動することも。

異動先は同じような分野とは限らず、たとえば教育→観光→生活保護→議会、というような全く異なる分野に異動することも珍しくありません。

1年間ずっと庁舎内で机に座って事務仕事をしていたのに、年度が変わった4月1日には現場でコンクリート補修をするなんてことも…。

いろいろな知識を吸収できて、楽しいことも多いのですが、もちろん市民の方にとっては異動なんて関係ありませんから、着任初日から担当者として苦情やトラブル処理をしなければいけませんので、異動はそれなりにプレッシャーがかかります。

ゆーこ
なんだかクラス替えみたいで、発表のときは一喜一憂したり…楽しみもあるんですけどね

異動や出世についてのリアルな話を紹介している記事も書いていますので、興味がある方はのぞいてみてください。