現役公務員女子が「公務員試験を受ける人」「公務員になったばかりの人」にお伝えする赤裸々ブログ

【急増中】うつ病を患った公務員が考える、公務員にうつ病・精神疾患が多い理由7つ

こんにちは、現役公務員のゆーこです。

公務員のうつ病、悲しいけれど意外と多いんです。

わたしもうつ病になり、自殺直前まで追い込まれ、休職した過去があります。(今はとりあえず元気に復帰して働いていますよ)

世間一般には「公務員の仕事は楽で定時帰りでうらやましい」「病むことなんてなさそう」というイメージがあるかもしれませんが、そうでもない、というのが私の考えです。

なぜ公務員にうつ病や精神疾患が多いのか。

わたしなりに理由を考えてみました。

・部下をもつ上司
・精神科や診療内科に通おうか悩んでいる方
・「公務員は絶対潰れないから人生安泰」「公務員は楽そう」というイメージを持っている公務員試験志願者の方

 

増え続ける公務員の精神疾患

一般社団法人地方公務員安全衛生推進協会が、地方公務員の主に首長部局の一般職員の約62%を対象に調査したところ、令和元年度は地方公務員10万人あたり1643人の方が精神及び行動の障害で長期病休を取得しています。

この数値は10年前に比べると約1.4倍、15年前と比べると約2.3倍の数値です。

出典:「令和2年度地方公務員健康状況等の現況 調査結果」(一般財団法人地方公務員安全衛生推進協会)

なぜ、公務員で精神を病んでしまう人がこんなにも増えているのか。

公務員にうつ病が多い理由7つ

実際に仕事由来のうつ病を経験してみて、公務員にうつ病が多い理由は

  1. 税金から給料をもらっているという理由でボコボコに叩かれる
  2. どうしようもない人やクレーマーからも逃げられない
  3. 人が足りていない&残業に対する意識が低い
  4. リフレッシュしづらい
  5. 教育体制が十分に整っていない
  6. 部署異動が頻繁にある
  7. 真面目な人に業務が集中する

からだと感じています。

順番に解説していきますね。

税金から給料をもらっているという理由でボコボコに叩かれる

公務員は税金から給料をもらっていることに、間違いはありません。

その一方で、落ち度がないのに「給料が税金から支払われている」ということだけで、ボコボコに叩かれることも少なくありません。

もちろん公務員も納税者ですし、市民のために公共サービスを提供しているので市民からお金をもらうのが当然なのでは…、むしろ無給で働いている人に個人情報のほとんどすべてを任せる方が怖いのではないかと思うのですが。

行政サービスのほとんどは、「あって当たり前」「できて当たり前」。

だから余計にミスがあったときは(もちろんミスがないのが一番ですが)、鬼の首を取ったように叩かれます。

にもかかわらず、給料は世間で思われているほど高くありません。

「税金泥棒」とののしられ、「楽で高給でうらやましい」という世間のイメージとは真逆の現実

それが理由で心を病む人も少なくありません。

どうしようもない人やクレーマーからも逃げられない

公務員はどうしようもない人やクレーマーから逃げることができません。

そんな人の中には、家族から見捨てられた人、主治医から匙を投げられた人もたくさんいます。

中でも、そんな方が多いのが福祉関係の部署。

おどされたり、窓口で罵倒されたりするのは日常茶飯事ですし、ときには殺害予告を受ける時もあります。

そんな環境の中で働いていても、感謝されることはほとんどありません。

「一体なんのために働いているのか」「人格を否定されてまで働く意味があるのか」と悩む日々です。

人が足りていない&残業に対する意識が低い

どの自治体も、とにかく人が足りていません。

効率化して業務を削減できればいいのですが、行政サービスの多様化や弱者(インターネットをもたない生活困窮者や高齢者など)のフォローのため、なかなか効率化が進みません。

ゆーこ
公務員になって驚いたのが、まだFAXが現役バリバリで使われていることなんですよね…

現場はパンクしているのに、年々人員が削られていきます。

長時間労働や過労による公務員の自殺は、毎年のようにニュースになりますが、一向に改善される気配はありません。

2018年6月に職場で自殺した大分県職員富松大貴さん=当時(26)=が、公務員の労災に当たる公務災害に認定されていたことが22日、遺族への取材で分かった。地方公務員災害補償基金県支部は、長時間労働で精神疾患を発症し、自殺につながったと判断した。

遺族は今後、県に安全配慮義務違反があったとして損害賠償を求め、提訴する方針。

遺族によると、富松さんは18年4月に福祉保健企画課に配属され、課の決算業務を担当。資料作成の締め切りに間に合わず、土曜日の同年6月9日も出勤し、深夜に自殺した。

県支部は、死亡直前1カ月間の時間外労働が、約102時間だったと認定した。

※出典「Yahooニュース」(2021年5月22日)

ゆーこ
多くの公務員には労基が入らないせいで、どんだけ残業してもどこにも駆け込むことができないからってひどくないですか…。

国家公務員でも、官僚が麻薬を使用していた事件がありました。

「残業に追われて、ストレス発散のために覚醒剤を使うしかなかった」という悲しい事件です。

月に300時間の残業…聞いただけでも体調を崩しそうです。

長時間労働についての問題はニュースになっているものだけにおさまりません。

2020年10~11月の国家公務員の勤務時間外の在庁時間を調査したところ、20代総合職で3割、30代の15%程度が過労死ラインの目安となる月80時間を超えたそうです。

これを問題視した河野太郎・国家公務員制度担当大臣が、「残業手当は厳密に支払う」と発言した2021年1月以降に実施された国家公務員へのアンケートでも、「残業代が正しく支払われたか」という質問に、61%が「支払われた」と答えたのに対して、28%が「支払われていない」と回答するなど、公務員の人員不足&残業に対する意識改革はなかなか進みそうにありません

公務員は楽!

なんてよく言われていますが、それは20年以上も前の話です。

リフレッシュしづらい

わたしが勤めているのが、中~小規模自治体なせいかもしれませんが、休みの日でもリフレッシュしづらいです。

居酒屋で愚痴を言ったり、どんちゃん騒ぎをしたりして発散したくても、「ゆーこ=公務員」と身バレしているので、思う存分楽しめません。

地元のスーパーや公園に行けば、業者の人や自治会の人と顔を合わせることもしばしば。

一番休まるのは、家にいるときか、遠くに出かけたときです。

教育体制が十分に整っていない

民間企業から公務員に転職して一番驚いたのが、教育体制が整っていないことです。

ある程度大きな企業であれば、新人研修があって、配属先が決まって、上司と二人三脚で仕事を進めていきます。

ところが公務員の場合、ある程度の規模の自治体であっても、研修はカタチだけ、新人でも担当を持って即現場、ということがほとんどです。

引き継ぎは数日で。わからないことは去年までの文書を読んで。

わたしも新人で配属された仕事の前任者は、県→市に出向して帰っていった人で、引き継ぎや質問・回答は電話のみ、という状況でした。

そんなことが日常茶飯事なので、心が折れる新人の子も多いです。

周りもフォローしてあげたいのはやまやまなのですが、先にお話ししたとおり万年人員不足なので、「できる限り自分でやって、わからないことだけ聞いてほしい」というのが先輩の本音。

もちろん、しっかり教育を行っている自治体もあるかと思いますが、「新人をしっかり育てていく!」というムードはあまりありません。

指導する先輩も、配属された新人も、数年で部署を異動してしまうから、というのが一番大きな理由な気がします。

部署異動が頻繁にある

ほとんどの公務員が、数年ごとに部署異動を経験します。

この部署異動、ほとんど転職といっても過言ではありません。

仕事を覚えたころ、まったく違う部署への異動が発表され、仕事は1から覚えなおし、人間関係も0から。

部署異動は苦手な人から離れられるのがメリットですが、負荷がかかるのも事実です。

部署異動については、下記の記事でも触れていますので、興味がある方は読んでみてくださいね。

【志望動機に】公務員(市役所勤務)の仕事のやりがいと大変なこと

真面目な人に業務が集中する

公務員は、よくも悪くも、クビになることはほとんどありません。

公務員として働いている人たちも人間ですから、ずるい人はサボりますし、仕事ができない人もいます。

その結果、サボらない真面目な人や、仕事ができる人ばかりに業務が集中します。

ほかの場所で息抜きができればいいのですが、真面目な人は自分を追い込み過ぎて、その結果心を病んでしまうことがあります。

頑張ると損をする、そんな環境がなくなっていくことを祈っています。

まとめ

  • 増加する公務員の精神疾患
  • 公務員にうつ病が多い理由7つ

という内容で書かせていただきました。

公務員に限らず、社会人は、日々ストレスを感じていて、いつ・誰がうつ病になってもおかしくないと思います。

ストイックになりすぎず適度に頑張り、休息をとりたいですね。

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