自然公園は、優れた自然の風景地を保護し、自然に親しむ場として、その利用の増進を図ることを目的に制定されています。静岡県内には、2つの国立公園、1つの国定公園、4つの県立自然公園があります。
国立公園、国定公園、県立自然公園の違い
国立公園とは
日本の風景を代表し、世界的に誇れる自然の風景地。
自然公園法により、環境大臣が指定します。
国定公園
国立公園に準じる傑出した自然の風景地。
自然公園法により都道府県知事が申し出て、環境大臣が指定します。
県立自然公園
県を代表する自然の風景地。
静岡県の場合は、静岡県立自然公園条例により、静岡県知事が指定します。
静岡県の自然公園7つ
南アルプス国立公園
赤石山脈を中心とした、山岳国立公園です。
南アルプスと呼ばれる地域は、長野県諏訪湖付近を頂点とし、東は富士川、西は天竜川に挟まれた三角の山岳地帯を指します。
天竜奥三河国定公園
佐久間ダム
長野、静岡、愛知の3県にまたがり、天竜川と数本の支流、豊川上流の河川渓谷景観や山地景観が国定公園に指定されています。
奥大井県立自然公園
寸又峡「夢のつり橋」
大井川上流、安倍川の上流など、雄大な山々と美しい渓谷、高山植物、野生生物、温泉などに恵まれた公園です。
浜名湖県立自然公園
弁天島海浜公園から浜名湖をのぞむ
浜名湖の湖岸景観と湖西連峰の森林景観を中心に、野外レクリエーションを楽しめる公園です。
御前崎遠州灘県立自然公園
御前崎とその周辺の海岸景観を中心とした公園です。
アカウミガメの主要な産卵地となっています。
富士箱根伊豆国立公園
富士山、箱根、伊豆半島および大島や三宅島などの伊豆七島からなり、このうち富士山地域、箱根地域、伊豆半島地域が静岡県にあります。
日本平・三保松原県立自然公園
日本平からの眺望景観や駿河湾に突き出た三保半島海岸景観を中心に、野外レクリエーションが楽しめる施設です。
おわりに
静岡県の公式ホームページ(自然公園について)のページを参考に、静岡県内の自然公園について紹介しました。
週末はぜひ、自然がたくさんの自然公園で遊んでみませんか?