さくらご飯といっても、桜の塩漬けが入っているわけでも、ピンク色なわけでもない。
それなのに「さくらご飯」と呼ばれている炊き込みご飯は、静岡県のふるさとの味です。
その正体は、具のない醤油味の炊き込みご飯。
給食にも出てくる、老若男女に親しまれているメニューです。
給食の献立表に「さくらご飯」って書いてあるのを見るとテンションが上がったな~。休みの子の分を誰が食べるか、じゃんけんしたのもいい思い出です。
さくらご飯の歴史
さくらご飯のはじまりは、えびす講からきているのではないか、という説があります。
さくらご飯はもともとは静岡県西部の郷土ご飯。
静岡県西部では、10月や11月に「えびす講(えべっさん)」を各家ごとに行います。
そのときに、えびす様をもてなすために、「尾頭つきの鯛」や「なます」などといっしょに「さくらご飯」を用意します。
どうしてお供え物が具のない炊き込みご飯になったのかはわからないそう。
具体的な発祥地も、どうして具がないのかもわからない「さくらご飯」ですが、子どもにも大人気な、静岡県のふるさと飯のひとつです。
「さくらご飯」のレシピ
我が家の「さくらご飯」のレシピを紹介します。
簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね!
材料
- 米 2合
- 水 2カップ
- 日本酒 50ccくらい
- 塩 小さじ2分の1
- しょうゆ 大さじ1より気持ち少なめ
- ショウガ
作り方
- お米を洗って、炊飯器の釜に入れる
- しょうが以外の材料を入れて、スイッチオン
- 炊きあがったご飯に、お好みですりおろしたショウガを混ぜる