王様のブランチは、TBSで毎週土曜日9時30分~14時に放送される人気の情報番組です。
2021年12月4日「王様のブランチ」のブックコーナー
ブックコーナーでは、冨永愛『冨永愛 美をつくる食事』、小田雅久仁『残月記』が紹介されました。
ファッション誌に掲載された制服姿で一躍脚光を浴び、17歳でNYコレクションデビューした冨永さん。
以来、20年以上トップモデルとして輝き続けています。
美の秘訣はしっかりと食べること。
本作では日々実践する食事法を詳しく紹介してます。
「食べても良いんだと思った。おいしく楽しくごはん食べたいと思えた」「食べ物を選ぶ。食事の質を変えるだけで効果は出る」そうです。
世界的トップモデルは、何を食べ、何を食べないのか?
20年以上第一線で活躍するモデルの冨永愛が日々実践する、食べる美容法。
「太りにくいカラダをつくる食べ方のルール」「美肌をつくる食べ方」「美しさのお守り~私の定番」「食べてキレイになる冨永愛特製レシピ」など、美のプロから学ぶ、美しい人になる食べ方レッスン。
冨永愛にとって食べることは、美しく生きる知恵! 美肌、美ボディを手に入れるのは、すべて食べるものから。そして楽しくハッピーに食べることこそが、最高の美容液!
2013年に出版した、本が結婚・出産するという奇想天外なファンタジー小説『本にだって雄と雌があります』がTwitter文学賞を受賞し話題になった小田雅久仁さん。
「残月記」は月をモチーフにしたダークファンタジー3篇を収録。
思いついたきっかけは、「月の裏側の画像が出てきて不気味なものだった。これがこっち向いたら怖いぞ、これがそうなったら何かが起こる話を書こうと思った」だそうです。
近未来の日本、悪名高き独裁政治下。世を震撼させている感染症「月昂」に冒された男の宿命と、その傍らでひっそりと生きる女との一途な愛を描ききった表題作ほか、二作収録。「月」をモチーフに、著者の底知れぬ想像力が構築した異世界。足を踏み入れたら最後、イメージの渦に吞み込まれ、もう現実には戻れない――。最も新刊が待たれた作家、飛躍の一作!
2021年12月4日のブックランキング
今週のBOOKランキング「文芸ランキング TOP10」はこちらです。
1位:逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』
1942年、独ソ戦のさなか、モスクワ近郊の村に住む狩りの名手セラフィマの暮らしは、ドイツ軍の襲撃により突如奪われる。母を殺され、復讐を誓った彼女は、女性狙撃小隊の一員となりスターリングラードの前線へ──。第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。
2位以下のランキングはこちら
2位は『米澤屋書店』。『黒牢城』で山田風太郎賞を受賞した米澤穂信さんの読書エッセイ。巻末には本書に出てくる全440冊の索引を収録。名作家の頭の中を覗けるエッセイです。
3位は、『パパララレレルル』。最果さんが手がけた短編・中編など26本の小説を収録しています。
4位は『暗約領域 新宿鮫11』。北新宿にある無許可の民泊で発生した射殺事件。新宿署刑事の鮫島が捜査に乗り出すが、事件の背後には公安や国際犯罪者らの欲望と陰謀が絡み合っていた。射殺されていた男が抱えていた秘密とは…?
5位はSNSでも話題の、『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』。福井県立図書館に寄せられたうろ覚えのタイトル90冊分収録しています利用者のうろ覚えにほっこり、僅かなヒントから正解を見つける司書の仕事ぶりに関心する1冊です。
王様のブランチが注目したのは、10位の湊かなえさんの最新作『残照の頂き 続・山女日記』。登山が趣味という湊さんの経験を生かした本作は様々な思いを胸に秘めながら日本各地の山を登る女性たちを描いています。富山と長野にまたがる五龍岳・鹿島槍ヶ岳に上ったのは40代の会社員と60代の喫茶店経営者、忘れられない別れや亡き夫への後悔など未来に向かって歩みだす女性たちを描いた4短編を収録しています。
2位 | 米澤屋書店 |
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米澤穂信/文藝春秋 | |
3位 | パパララレレルル |
最果タヒ/河出書房新社 | |
4位 | 暗約領域 新宿鮫 Ⅺ |
大沢在昌/KAPPA NOVELS | |
5位 | 100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集 |
福井県立図書館(編)/講談社 | |
6位 | チンギス紀 十二 不羈 |
北方謙三/集英社 | |
7位 | 神曲 |
川村元気/新潮社 | |
8位 | 怖ガラセ屋サン |
澤村伊智/幻冬舎 | |
9位 | 一ノ瀬ユウナが浮いている |
乙一/集英社 | |
10位 | 残照の頂 続・山女日記 |
湊かなえ/幻冬舎 |