王様のブランチで紹介された本と2021年11月13日のブックランキング

2021年王様のブランチブックランキング

王様のブランチは、TBSで毎週土曜日9時30分~14時に放送される人気の情報番組です。

シオン
書評媒体で影響力があると言われている「王様のブランチ」。見逃せませんね。
今回は、放送を見逃した方向けに、王様のブランチで紹介された本とブックランキングを紹介します。

 

2021年11月13日「王様のブランチ」のブックコーナー

ブックコーナーでは、上間陽子さんの『海をあげる』、青山美智子『赤と青とエスキース』が紹介されました。

今年のノンフィクション本大賞が発表されました。
ノミネートされた6作品の中から大賞に選ばれたのは、上間陽子さんの『海をあげる』。
上間さんが研究者として、娘を育てる母親として、2つの視点から沖縄が抱える問題を描いたエッセイです。
「海が赤くにごった日から、私は言葉を失った」
おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。
幼い娘のかたわらで、自らの声を聞き取るようにその日々を、強く、静かに描いた衝撃作。―――
ねえ、風花。海のなかの王妃や姫君が、あの海にいる魚やカメを、どこか遠くに連れ出してくれたらいいのにね。赤くにごったあの海を、もう一度青の王国にしてくれたらいいのにね。でもね、風花。大人たちはみんな知っている。護岸に囲まれたあの海で、魚やサンゴはゆっくり死に絶えていくしかないことを。卵を孕んだウミガメが、擁壁に阻まれて砂浜にたどりつけずに海のなかを漂うようになることを。私たちがなんど祈っても、どこからも王妃や姫君が現れてくれなかったことを。だから私たちはひととおり泣いたら、手にしているものはほんのわずかだと思い知らされるあの海に、何度もひとりで立たなくてはならないことを。そこには同じような思いのひとが今日もいて、もしかしたらそれはやっぱり、地上の王国であるのかもしれないことを。だから、風花。風花もいつか、王国を探して遠くに行くよ。海の向こう、空の彼方、風花の王国がどこかにあるよ。光る海から来た輝くあなた、どこかでだれかが王妃の到着を待っているよ。(「アリエルの王国」より)
―――

最後に知るタイトルの意味――
その時、あなたは何を想うか。

「お探し物は図書室まで」が今年の本屋大賞にノミネートされるなど注目を集める青山さん。
『赤と青とエスキース』は1枚の絵画をモチーフにした物語です。
メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画(エスキース)」。
日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。
二度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。

過去にブックコーナーで紹介された本は、「2021年「王様のブランチ」ブックコーナーで紹介された本一覧」で紹介しています。

2021年11月13日のブックランキング

今週のBOOKランキング「文芸ランキング TOP10」はこちらです。

1位:ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』

第1位は、ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』。
前作となる『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、2019年のノンフィクション本大賞に選ばれるなど、11の文学賞を受賞しています。
13歳になった「ぼく」に親離れの季節が――「一生モノの課題図書」、完結。中学生の「ぼく」の日常は、今も世界の縮図のよう。授業でのスタートアップ実習、ノンバイナリーの教員たち、音楽部でのポリコレ騒動、ずっと助け合ってきた隣人との別れ、そして母の国での祖父母との旅―― “事件”続きの暮らしの中で、少年は大人へのらせん階段を昇っていく。80万人が読んだ「親子の成長物語」、ついに完結。

2位以下のランキングはこちら

第2位は小池真理子のエッセイ、『月夜の森の梟』。去年、藤田宜永さんを看取った彼女がが死とどう向き合ったかをつづったエッセイです

第3位は『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した後の第1作となる小説、『星を掬う』。

第4位は、テルマエ・ロマエで知られる漫画家ヤマザキマリさんの『ムスコ物語』。イタリア人男性との間に生まれた男の子tの幼少期から現在までの日々をつづった19のエピソードが収録されています。

  • 2位:小池真理子『月夜の森の梟』
  • 3位:町田そのこ『星を掬う』
  • 4位:ヤマザキマリ『ムスコ物語』
  • 5位:兼近大樹『むき出し』
  • 6位:伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』
  • 7位:誉田哲也『フェイクフィクション』
  • 8位:けらえいこ『あたしンちSUPER 第1巻』
  • 9位:スティーヴン★スピルハンバーグ『パンダと犬V NFTデジタル特典付き特装版』
  • 10位:岩井勇気『どうやら僕の日常生活はまちがっている』

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