現役公務員女子が「公務員試験を受ける人」「公務員になったばかりの人」にお伝えする赤裸々ブログ

思わずうんうん頷いちゃう!町田智弥『全日本おつかれ公務員』

こんにちは、現役公務員のゆーこです。

突然ですが、みなさんは職場の人間関係や組織にモヤモヤしたことはありませんか?

ゆーこ
わたしは常にモヤモヤしっぱなしです。
自分の考え方が悪いのかと、本屋さんの「自己啓発」のコーナーに足を運んでみると、やれ「読むだけで身につく教養」だの、「人は話し方が9割」だの、「超人脈術」だの、ほかにも「手帳でうまくいく!」「嫌われる勇気」…
ゆーこ
タイトルを読むだけで肩が凝りそう…!
「今は肩ひじ張らない本を読みたい」「ゆるいエッセイみたいな本がいい」「公務員あるあるで共感したい」そんな時だってありますよね。

今回は、そんな人にオススメしたい本『全日本おつかれ公務員-人間関係と組織のモヤモヤがスーッと晴れる本』をご紹介します。

 

著者は町田智也さん

『全日本おつかれ公務員-人間関係と組織のモヤモヤがスーッと晴れる本』の著者は町田智也さん。

優しいことばで、ゆるいけれど、公務員なら誰でもうんうんとうなずけるようなしっかりとした文章を書かれる方です。

町田さんは市役所に入庁した後、財団法人や県庁、中央官庁、民間企業に派遣され、これまでに幅広い業務を経験されてきた方。

ゆーこ
出向ばかりで、すごく仕事ができる方なのでは…
というのが第一印象です。
でも、文章はどれもかっこつけてなくて、ゆるくて笑えてちょうどいい。
あとでご紹介する『リアル公務員』(英治出版)のほか、月刊『地方自治職員研修』でも多くの連載経験があります。
piyo
公務員であって、ライターでもある…読みやすそうな本だね

本書の内容

『全日本おつかれ公務員-人間関係と組織のモヤモヤがスーッと晴れる本』は、「おつかれなあなたに、1冊の寄り道を」というメッセージのとおり、「仕事や職場にちょっと疲れたな…」というときに読むと、力が抜けてリラックスできる、そんな本です。

まずは、本書の目次を紹介しますね。
  • 第1章:上司に疲れたとき
  • 第2章:同僚に疲れたとき
  • 第3章:住民対応に疲れたとき
  • 第4章:お役所組織に疲れたとき

疲れの原因別に、全4章に分かれていて、どこから読んでも、気になるところだけ読んでも大丈夫な構成になっています。

第1章~第3章は、「人あたり(人間関係の疲れ)」について。

上司、同僚、住民…人間関係に疲れた方向けに、役所の人間関係のあるあるや、明日から簡単にできる対処法を紹介しています。

第4章は、「職あたり(仕事疲れ)」について。

数年ごとに異動がある公務員。その度に仕事の内容はガラッと変わるし、縦割り行政で苦労することも…。

そんな仕事に疲れたあなたに、部署ごとの対処方法を紹介しています。

それぞれのお話がストーリー仕立てになっているので、普段本を読む習慣がない人でも、あっという間に読めてしまうと思います。

あとがきで、「入庁5年目前後の若手職員の皆さん向けに執筆しました」とありますが、わたしを含めた若手職員も、年次を重ねた中堅職員も「あるあるー!」「わかるう、わかる!」「なるほど~!」と思わずうなずいてしまう一冊です。

人間関係や組織にモヤモヤしっぱなしの私ゆーこは、終始うなずきっぱなし。

ゆーこ
読み終わると、不思議とスカっとして、「まあ、明日からもがんばろってみようかなぁ~」と思えました。

今すぐ!人間関係と組織のモヤモヤが晴れる4つのポイント

全体をとおして、とても気楽に楽しく読むことができましたが、その中で私が気になった内容を各章1つずつご紹介します。

出ました!「やっぱ元の案で」!コロコロ上司

上司の言うことはいつの時代もコロコロ変わるもの。

言ったことを忘れている「物忘れ型」、言ったことに責任が持てない「弱腰型」、言ったことは変わって当然の「自身満々型」…

私が以前働いていた部署の上司は典型的な「自身満々型」でした。

本書ではこのように書かれています。

一番手ごわいのは、「自信満々型」。彼らは、世間は常に動いておりその時々に最良の判断をすべし、という信念から、朝令暮改こそ善と開き直ります。特に仕事ができる人は、部下に指示を出したあともずっと案件を考え、時事ネタや役所内の別情報など、常に旬な情報に自分の考えを照らし、部下への指示を修正します。

そうそう。まさにこんな人でした。仕事ができる人で言っていることは正しいから、反論もできない。

そんな「自信満々型」に対する処世術がこちら。

よくよく考えれば随時の改善は当然のこと。スマホやパソコンのOSだって常にバージョンアップするのと同じです。このタイプに対する時は、資料をつくりきらず余力を残しておくこと。

わかる~!

私も配属されたばかりのときは、「指摘されない資料を作るぞ~!」と意気込んでたものです。

でも、作りこんだあとに根本的なところから変更されると心のダメージが大きすぎたので、途中から「ちょっとずつ確認しながら」「あえて指摘する部分を残しつつ」資料を作成することにしました。

結果、大成功☆

ゆーこ
「自信満々型」の上司と会う前に、この処世術を知ってたらもっと楽だったかも!
と思わずうんうんうなずいてしまいました。

「なんとかならない?」には応じよう。オタガイ様同僚

ゆーこ
部内で上司の承認・決裁を得るだけでも大変なのに、他の部と横断する調整なんてムリ…
そんなときに頼りになったのが、本書でも紹介されている「とりあえず同期」です。
研修でしか会ったことがなくても、名前しか知らなくても、名前すらあやふやでも(失礼)、内線電話で「同期の〇〇だけど…」と名乗れば相手のガードも緩みます。
「同期を介した裏取引は顔見知りが少ない若手唯一の確実な手」。
相手の本気度やスケジュール感、相手の課の上司の性格調査…同期だからこそ聞ける本音もたくさん。
私も同期にめっちゃお世話になってます。ありがとう!

「で、結局どういうこと?」肩透かし住民

マニュアル通りに手続きを進めても、相手の顔はだんだんと曇り、最後は「すいません、よくわかりません」と言われて振り出しに戻る

私ゆーこは現在窓口系の部署で働いているので、こんなことがよくあります。

特に異動したばかりのときは、私自身も説明に慣れていなくて、資料の順番やマニュアル通りにしかしゃべれない…。

親切だと思って、相手が求めていない情報まで伝え、情報過多になってしまう…。

「自分中心」ではなく、「相手中心」の応対を心がけたいなと思います。

役所由来の「職あたり」は慣れることから

ゆーこ
「それ、別の課の仕事でしょ?」と誰かに言ったこと・上司に言われたことはありませんか?

同じ市役所の職員同士なのに、仲間なのに…そんなに邪険に扱わなくったって…。

役所独特の「縄張り意識」に疲れてしまったことが何度もあります。

まだ若手で異動経験も少なく、他の課の仕事の仕方や考え方がわからないせいで余計にストレスが溜まってしまいました。

本書では各課を「役所の家族(庶務、人事、財政、会計)」「役所の頭脳(企画系)」「役所の良心(福祉系)」「地域のエンジン(商業振興、産業振興)」などの大まかな分類に分けて、各部署のパターンを細かく紹介してくれています。

まとめ:若手職員にも、内定者にも読んでほしい一冊

いかがでしたでしょうか。

『全日本おつかれ公務員-人間関係と組織のモヤモヤがスーッと晴れる本』は、今実際に公務員として働いている若手職員には明日からの業務の参考として、内定者の方には「こんな人間関係や職場関係があるのだな」という参考になる一冊でした。

移動時間の時間つぶしに、休憩時間の息抜きに、家に帰ってからのリラックスタイムにも気軽に読める本なので、ぜひ読んでみてくださいね。

町田智也さんの、ゆるくて笑えて、共感できる文章に共感した方にはこちらもオススメです。