【大賞はどれだ?】第5回未来屋小説大賞のノミネート作品のあらすじを一挙紹介!

第5回未来屋小説大賞 大賞&ノミネート作品

2021年10月25日に、第5回未来屋小説大賞のノミネート作品が発表されました!

さっそくノミネート作品と大賞作品について紹介していきます。

・大型ショッピングセンターを中心に出店している未来屋書店で働く従業員の中から選りすぐりの読書好きが選考
・「次のベストセラー作を生み出し、広く世に紹介しよう!」と選考
・前年9月~当年9月までに出版された作品が対象
・毎年12月下旬に大賞発表

第5回未来屋小説大賞ノミネート作品

それではさっそく、ノミネート作品を紹介していきます。

invert 城塚翡翠倒叙集/相沢沙呼

・第20回本格ミステリ大賞受賞
・このミステリーがすごい! 1位
・本格ミステリ・ベスト10 1位
・SRの会ミステリーベスト10 1位
・2019年ベストブック

5冠を獲得し世間に衝撃を与えたミステリー『medium 霊媒探偵城塚翡翠』待望の続編です。

あなたは探偵の推理を推理することができますか?

綿密な犯罪計画により実行された殺人事件。アリバイは鉄壁、計画は完璧、事件は事故として処理される……はずだった。
だが、犯人たちのもとに、死者の声を聴く美女、城塚翡翠が現れる。大丈夫。霊能力なんかで自分が捕まるはずなんてない。ところが……。
ITエンジニア、小学校教師、そして人を殺すことを厭わない犯罪界のナポレオン。すべてを見通す翡翠の目から、彼らは逃れることができるのか?

ミステリランキング五冠を獲得した『medium 霊媒探偵城塚翡翠』、待望の続編は犯人たちの視点で描かれる、傑作倒叙ミステリ中編集!

硝子の塔の殺人/知念実希人

作家デビュー10年を迎えた知念 実希人が送る、本格長編ミステリー
雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。
地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。
ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、
刑事、霊能力者、小説家、料理人など、
一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。
この館で次々と惨劇が起こる。
館の主人が毒殺され、
ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。
さらに、血文字で記された十三年前の事件……。
謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。
散りばめられた伏線、読者への挑戦状、
圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。

原因において自由な物語/五十嵐律人

第62回メフィスト賞、満場一致で受賞した『法廷遊戯』の作者、五十嵐律人の第3作!
弁護士作家が綴る、注目のミステリー。

謎を解かなければ。
私は作家なのだから。

人気作家・二階堂紡季には、
誰にも言えない秘密があった。
露呈すれば、すべてを失う。
しかし、その秘密と引き換えにしても、
書かねばならない物語に出会ってしまい――。

琥珀の夏/辻村深月

辻村さんの得意分野(?)、子どもを題材とした小説。
描かれるのは、小学生の生々しいほどの友達関係やカースト模様、淡い恋愛感情
徐々に真実が明らかになっていく展開に、きっとあなたも一気に読みたくなるはず

大人になる途中で、私たちが取りこぼし、忘れてしまったものは、どうなるんだろう――。封じられた時間のなかに取り残されたあの子は、どこへ行ってしまったんだろう。

かつてカルトと批判された〈ミライの学校〉の敷地から発見された子どもの白骨死体。弁護士の法子は、遺体が自分の知る少女のものではないかと胸騒ぎをおぼえる。小学生の頃に参加した〈ミライの学校〉の夏合宿。そこには自主性を育てるために親と離れて共同生活を送る子どもたちがいて、学校ではうまくやれない法子も、合宿では「ずっと友達」と言ってくれる少女に出会えたのだった。もし、あの子が死んでいたのだとしたら……。
30年前の記憶の扉が開き、幼い日の友情と罪があふれだす。

さよならの向う側/清水晴木

短編・連作集。
大切な人を亡くすのは寂しくて悲しいけれど、さよならの向う側で見守ってくれていると考えたら、ちょっと気持ちが楽になるかもしれません。

さまざまな人たちと案内人が織りなす、最後の再会を描いた感動小説。

「あなたが、最後に会いたい人は誰ですか」

さよならの向う側と呼ばれる場所にいた男、案内人はそう言った。
人は亡くなった時、最後に一日だけ現世に戻って
会いたい人に会える時間が与えられる。

ただし、その中で会える人は、
『あなたが死んだことをまだ知らない人だけ』。

人は最後に大切な人に会いに行く。
きっとどんな困難が待っていても、人はそれでも大切な人に会いに行く。

そんな、さまざまな人たちと案内人が織りなす、最後の再会を描いた純度100%の温かい感動の物語。
今すぐ、大切な人に会いたくなる物語が、ここにある――。

死にたがりの君に贈る物語/綾崎隼

秘密が少しずつ明らかになっていく展開に、ページをめくる手が止まりませんでした。
物語には人を救う力がある。
そんな風に思わせてくれる小説です。
全国に熱狂的なファンを持つ、謎に包まれた小説家・ミマサカリオリ。だが、人気シリーズ完結を目前に訃報が告げられた。奇しくもミマサカの作品は厳しい批判にさらされ、さらにはミマサカに心酔していた16歳の少女・純恋が後追い自殺をしてしまう。純恋の自殺は未遂に終わるものの、彼女は「完結編が読めないなら生きていても意味がない」と語った。
やがて、とある山中の廃校に純恋を含む七人の男女が集まった。いずれもミマサカのファンで小説をなぞり廃校で生活することで、未完となった作品の結末を探ろうとしたのだ。だが、そこで絶対に起こるはずのない事件が起きて――。
著者自身の根源的な問いを内包する、痛切な青春ミステリ!

スモールワールズ/一穂ミチ

短編集。
第165回直木賞の候補作品
すべての人間にはこれまでの人生のストーリーがある。
切ない話、儚い話…ハッピーエンドではないけれど、どの話も心に響く小説です。
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。

正欲/浅井リョウ

朝井リョウ、作家生活10周年記念の書き下ろし長篇小説
公園で子どもたちと水遊びをしていた3人の成人男性が児童ポルノで逮捕される事件からこの物語はスタートします。
「多様性」「マジョリティとマイノリティ」について考えさせられました。
生き延びるために、手を組みませんか。いびつで孤独な魂が、奇跡のように巡り遭う――。
あってはならない感情なんて、この世にない。それはつまり、いてはいけない人間なんて、この世にいないということだ――共感を呼ぶ傑作か? 目を背けたくなる問題作か? 絶望から始まる痛快。

つまらない住宅地のすべての家/津村記久子

横領事件の犯人が逃亡した?!
ある町に住む人々の秘密が少しずつ絡まり合いながら進行していく物語。
ぜひ、最初のページの住宅地地図を見比べながら読み進めてみてください。

とある町の、路地を挟んで十軒の家が立ち並ぶ住宅地。
そこに、女性受刑者が刑務所から脱走したとのニュースが入る。
自治会長の提案で、住民は交代で見張りをはじめるが……。

住宅地で暮らす人間それぞれの生活と心の中を描く長編小説。

花束は毒/織守きょうや

前半は淡々と話が進んでいく。
少しずつ謎が解けてきて、いよいよラスト!というとき、物語は一変する。
どんでん返しが好きな人には、ぜひオススメしたい作品です。

罠、また罠。100%騙される、戦慄ミステリー!

「結婚をやめろ」との手紙に怯える元医学生の真壁。
彼には、脅迫者を追及できない理由があった。
そんな真壁を助けたい木瀬は、探偵に調査を依頼する。
探偵・北見理花と木瀬の出会いは中学時代。
彼女は探偵見習いを自称して生徒たちの依頼を請け負う少女だった。

ーーあの時、彼女がもたらした「解決」は今も僕の心に棘を残している。
大人になった今度こそ、僕は違う結果を出せるだろうか……。

背筋が寒くなる真相に、ラストに残る深い問いかけに、読者からの悲鳴と称賛続出の傑作ミステリー。

変な家/雨穴

YouTubeを題材にして単行本化という今どきの作品。
ほとんどが会話形式で進んでいくので、ホラーやミステリーが苦手な人でもさらっと読めちゃいます。

謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋——
間取りの謎をたどった先に見た、
「事実」とは!?

知人が購入を検討している都内の中古一軒家。
開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、
間取り図に「謎の空間」が存在していた。

知り合いの設計士にその間取り図を見せると、
この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が
存在すると言う。

間取りの謎をたどった先に見たものとは……。

不可解な間取りの真相は!?
突如消えた「元住人」は一体何者!?

本書で全ての謎が解き明かされる!

みんな蛍を殺したかった/木爾 チレン

京都の底辺高校と呼ばれる女子校に通うオタク女子三人、校内でもスクールカースト底辺の扱いを受けてきた。
そんなある日、東京から息を呑むほど美しい少女・蛍が転校してきた。
生物部とは名ばかりのオタク部に三人は集まり、それぞれの趣味に没頭していると、蛍が入部希望と現れ「私もね、オタクなの」と告白する。
次第に友人として絆を深める四人だったが、ある日、蛍が線路に飛び込んで死んでしまう。
真相がわからぬまま、やがて年月が経ち、蛍がのこした悲劇の歪みに絡めとられていく――

余命一年、男をかう/吉川トリコ

「記帳が趣味と言ってるうちは素人」。主人公、片倉唯の楽しみは一日の最後に資産管理アプリで資産を確認すること。
一人で生きる覚悟をしていたのに…。
人間の本音が存分に引き出されています。
漠然と将来の不安がある、そんな方におすすめの小説です。
幼いころからお金を貯めることが趣味だった片倉唯、40歳。ただで受けられるからと受けたがん検診で、かなり進行した子宮がんを宣告される。医師は早めに手術を進めるも、唯はどこかほっとしていた――「これでやっと死ねる」。
趣味とはいえ、節約に節約を重ねる生活をもうしなくてもいい。好きなことをやってやるんだ! と。病院の会計まちをしていた唯の目の前にピンク頭のどこからどうみてもホストである男が現れ、突然話しかけてきた。「あのさ、おねーさん、いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」。
この日から唯とこのピンク頭との奇妙な関係が始まる――。

雷神/道尾秀介

道尾秀介本人が自信作と称し、理想とするミステリーのかたちだと言い切った作品!
幾重にも張り巡らされた伏線。
金田一耕助が好きな方には、とくにオススメできる小説です。
埼玉で小料理屋を営む藤原幸人のもとにかかってきた一本の脅迫電話。それが惨劇の始まりだった。
昭和の終わり、藤原家に降りかかった「母の不審死」と「毒殺事件」。
真相を解き明かすべく、幸人は姉の亜沙実らとともに、30年の時を経て、因習残る故郷へと潜入調査を試みる。
すべては、19歳の一人娘・夕見を守るために……。
なぜ、母は死んだのか。父は本当に「罪」を犯したのか。
村の伝統祭〈神鳴講〉が行われたあの日、事件の発端となった一筋の雷撃。後に世間を震撼させる一通の手紙。父が生涯隠し続けた一枚の写真。そして、現代で繰り広げられる新たな悲劇――。
ささいな善意と隠された悪意。決して交わるはずのなかった運命が交錯するとき、怒涛のクライマックスが訪れる。

六人の嘘つきな大学生/浅倉秋成

面接だけで人の良し悪しなんてはかれないのに、一部分だけ切り取って判断され、人生に大きな影響を与える就職活動。
これは、最終選考に残った6人の就活生がある出来事をきっかけに、違う顔を見せ、事態が二転三転するミステリー。
就職活動を経験した人はもちろん、怒濤の伏線回収が好きな方まで、エンタメとしても楽しめる一冊です。

「犯人」が死んだ時、すべての動機が明かされる――新世代の青春ミステリ!

ここにいる六人全員、とんでもないクズだった。

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を
得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。

第5回未来屋小説大賞 大賞作品は?

これまで、ノミネートされた、ほとんどの作品を読んできました。

わたしは、「六人の嘘つきな大学生」を推します!

就活で悩んだ・苦しんだ人であればあるほど、楽しめる作品ではないでしょうか。

例年どおりだと、12月に大賞作品が発表されるので、そのときが待ち遠しいですね!

 

第4回未来屋小説大賞