図書館を使いこなす!住んでない人でもお得に利用する方法

  • 2022年1月14日
  • 2022年2月15日
  • 読書
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住んでいる場所の図書館が小さい、もしくは蔵書数が少ない

隣の市の方が図書館の品ぞろえがいい

なんてことありませんか?

今回は、その町に住んでない人でも、図書館で借りることができる、お得な利用方法を紹介します。

お金のかからないサービスはせっかくですから利用しちゃいましょう!

 

住んでいなくても借りれる?

お住まいの市町村の図書館で借りれるのはもちろん、図書館によっては近隣の市町に住んでいる人や、勤務している人でも利用登録をできる場合があります。

ここでは、「広域利用」と「相互貸借」という制度について紹介します。

他の市町村の図書館も利用できる、広域利用

開いた本

広域利用とは

図書館には広域利用というものがあります。

広域利用とは、協定を結んだ市町村に住んでいる人が、住んでいる市町村とは別の図書館を利用できる仕組みです。

つまり、a市とb市が協定を結んでいれば、a市に住んでいるa子さんはb市の図書館の本などを借りることができるんです。

シオン
たとえば、a子さんが住んでいるa市が小さな自治体で蔵書の数が少なかったとしても、b市の本を借りればいいので、メリットの大きい制度だと言えます。

また、日本国内に住んでいる人なら誰にでも本を貸し出すという図書館、都道府県内の全住民に貸出をする図書館、指定した他の府県の全住民に貸出をする図書館も、数が少ないながらも存在します。

都道府県内の図書館から取り寄せる、相互貸借

相互貸借とは

全国や都道府県内の他の図書館の本を借りることができるサービスが相互貸借です。

相互貸借は、図書館の利用者であれば誰でも利用でき、お住まいの市町村の図書館が所蔵していない本を、他の図書館から借りることができます。

また、市町村単位で協定を結んで、相互貸借を実施している市町村もあります。

ほかにも、公共図書館によっては大学図書館や学校図書館と相互貸借をしているところもあります。

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厳密に言うと、都道府県立図書館→市区町村立図書館に貸し出すことを協力貸出、それ以外の都道府県立図書館同士、市区町村立図書館間などの貸し出しを相互貸借というよ

相互貸借の注意点

相互貸借を利用するにあたって、注意すべきことは一般的に次の通りです。

ここで例示しているのはあくまで一般的な例ですので、詳しくは図書館のカウンターにお問い合わせください。

  • 延長はできない
  • 取り置きや貸出期間が通常借りる場合より短くなることがある
  • 発行から6ヶ月未満の図書は、相互貸借ができない
  • 視聴覚資料、紙芝居、一部の大型本及び郷土資料、禁帯出図書などは相互貸借できない
  • 本や図書館によっては取り寄せができなかったり、手数料がかかることがある

全国の公共図書館の横断検索サービスへのリンク

全国の公共図書館の蔵書検索は自治体ごとに行うことができます。

相互貸借を利用してみようかな、という方はぜひ検索してみましょう。

また、最近では「カーリル」という全国7300以上の図書館の一括蔵書検索サービスも存在します。

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近くの図書館から探す機能や、貸し出し状況を確認する機能があるので、よく図書館を利用する方は、ブックマークしておくと便利ですよ

(北海道) ●北海道内図書館横断検索システム
(青森県) ●青森県内公共図書館横断検索(Cross Search)
(岩手県) ●岩手県内図書館横断検索
(宮城県) ●宮城県内図書館総合目録(横断検索)
(秋田県) ●秋田県内図書館資料横断検索
(山形県) ●山形県公立図書館横断検索
(福島県) ●福島県内図書館横断検索
(茨城県) ●茨城県図書館情報ネットワーク(横断検索)
(栃木県) ●栃木県図書館総合目録
(群馬県) ●群馬県内図書館横断検索
(埼玉県) ●埼玉県内公共図書館等横断検索システム
(千葉県) ●千葉県内図書館横断検索
(東京都) ●東京都立図書館統合検索
(神奈川県) ●神奈川県内図書館等の横断検索
(新潟県) ●新潟県内図書館横断検索システム
(富山県) ●富山県内図書館OPAC横断検索ネットワークシステム
(石川県) ●[石川県]図書館横断検索システム
(福井県) ●[福井]県内公共図書館総合目録
(山梨県) ●山梨県図書館情報ネットワークシステム
(長野県) ●長野県内公共図書館横断検索サービス
(岐阜県) ●岐阜県総合目録(横断検索型)
(静岡県) ●静岡県図書館横断検索システム
(愛知県) ●愛知県内図書館横断検索
(三重県) ●三重県図書館情報ネットワーク
(滋賀県) ●滋賀図書館横断検索システム
(京都府) ●京都府図書館総合目録ネットワーク
(大阪府) ●大阪府Web-OPAC横断検索
(兵庫県) ●兵庫県内図書館横断検索
(奈良県) ●[奈良]県内図書館公共図書館横断検索
(和歌山県)●和歌山県内図書館横断検索
(鳥取県) ●鳥取県図書館横断検索 公共18、専門(図書室)1、大学2
(島根県) ●島根県内図書館横断検索 公共12、大学等5 、NDL、NII
(岡山県) ●岡山県図書館横断検索システム、岡山県図書館横断検索システム(子ども用)
(広島県) ●広島県域図書館総合目録横断検索
(山口県) ●山口県内図書館横断検索
(徳島県) ●徳島県内図書館横断検索
(香川県) ●香川県内図書館横断検索
(愛媛県) ●愛媛県内図書館横断検索システム
(高知県) ●高知県図書館横断検索
(福岡県) ●福岡県内図書館横断検索
(佐賀県) ●佐賀県内図書館横断検索
(長崎県) ●長崎県内公共図書館等横断検索サービス
(熊本県) ○熊本県内版公共図書館横断検索サイト
(大分県) ●大分県図書館横断検索
(宮崎県) ●宮崎県図書館横断検索システム
(鹿児島) ●鹿児島県立図書館横断検索
(沖縄県) ●沖縄県内図書館横断検索

相互貸借のメリットとデメリット

便利な相互貸借ですが、メリットもあればデメリットもあります。

相互貸借のメリット

相互貸借のメリットには、次のようなものがあります。

  • 図書館のスペースには限りがあって、本を買うお金も無限にあるわけではないので、利用者が求めるすべての図書を収集できない。
  • 絶版・品切れなどで現在購入できない本でも他館にあれば貸し出せる
  • 図書館の規模が小さい自治体、図書館は充実していても資料の利用が多い地域など、どの地域の住民でも充実した貸出サービスを利用できる
  • 図書館活用機会を保障し、それぞれの図書館が持つ資料を有効に共有することができる

参考:東京都「公立図書館における協力貸出・相互貸借と他機関との連携に関する報告書

相互貸借のデメリット

一方、相互貸借には次のようなデメリットがあります。

  • 他市町村への依頼や返却など、図書館の職員の仕事量の増加
  • 大きい自治体に相互貸借の依頼が集まりがち
  • 貸す側の自治体の利用者が借りたいときに借りれない可能性が増える

広域利用も相互貸借も利用できないときは

本を抱える

図書館や本によっては、広域利用や相互貸借ができない場合もあります。

そんなときは、次のような方法で読みたい本を手に入れましょう。

本をリクエストする

広域利用や相互貸借を利用しても欲しい本が手に入らないときは、本をリクエストして、新たに本を買ってもらいましょう。

多くの場合は、カウンター近くにあるリクエスト申込書に記入して、申し込んだりインターネットから申し込んだりします。

リクエストについては、一人当たりの上限冊数や金額の制限を設けている図書館もあるので、事前に図書館のカウンターで確認してみてくださいね。

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ただし、資料を購入する予算が少なかったり、図書館の資料収集方針や資料選択基準に適さない場合は、購入してもらえない場合もあります(わたしも司書をしていたとき、何度も断ったことがありました…)

国会図書館を利用する

公共図書館で手に入れられない図書は、国立国会図書館から借りることもできますが、館内閲覧のみで館外に持ち出すことはできません。

国立国会図書館の蔵書は、下記のリンクから検索することができます。

国立国会図書館の蔵書を検索する

おわりに

図書館にない、館外貸し出しができない、貸出期限が短い、そもそも図書館に行く時間がない人は、本を買ったり、読み放題サービスを利用したりするのもおすすめです。

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