こんにちは、現役公務員女子のゆーこです。
この記事をご覧いだいているということは、
公務員試験に合格して一人暮らしを予定・検討されている方でしょうか。
公務員試験を受験するか悩んでいる要因のひとつが一人暮らしという受験生でしょうか。
前者の方、とりあえずおめでとうございます!(ぱちぱち)
後者の方、公務員の一人暮らしは決してやりたい放題できるわけではありませんが、楽しいですよ。
この記事では一人暮らしを予定・検討されている方の不安が少しでもなくなるように、実際の公務員の一人暮らしについてお話したいと思います。
公務員の住居手当(家賃手当)について
一人暮らしをするにあたってやっぱり気になるのはお金の問題ですよね。
ぶっちゃけ、お金の問題さえクリアできれば、実家暮らしよりも一人暮らしを選択するという方は多いのではないでしょうか。
一部の自治体では、まだ持ち家に対する補助を行っているところもあるようですが、多くの自治体では住居手当(家賃手当)は賃貸物件のみが対象です。
住居手当の金額は、自治体によって若干の差があるものの、補助金額の上限は2万円~3万円です。
1か月の収入と支出
それでは、住居手当(家賃手当)の金額を踏まえて、実際の公務員の一人暮らしの家計簿について見ていきましょう。
手取り 約17万円〜20万円程度
地域手当や住居手当、通勤手当、職種や試験区分によって差はありますが、だいたいこのぐらいだと思ってください。
高卒の場合は約14万円〜16万円程度のことが多いようです。
家賃
生活費の中でまず考えなければならないのが、一番金額が高い家賃です。
地域によって一番差が出る部分だと思います。
感覚論で話しても仕方がないと思うので、一人暮らしの家賃のデータとして総務省統計局が公開している全国消費実態調査(2014年調査)のデータを引用しますね。
- 全国平均の家賃は4万7,638円
- 関東地方の平均家賃は全地域中最も高く5万6,901円
- 四国地方では最も低く3万1,690円
賃貸物件サイトを見てみると東京の中でも23区は、1Kでも平均8万円くらい(た、高い‥)。
神奈川・埼玉・千葉は東京へのアクセスが良いためか、主要駅付近では1Kで7万円。
反対に、地方や主要駅から外れた場所であればあるほど家賃が安くなっていくことが一般的です。
一概には言えませんが、地方では平均して4万〜6万円くらい、都市部では7万円〜8万円くらいが妥当ということでしょうか。
住居手当が支給されることを考えると、実際の負担額は地方では2万円〜4万円くらい、都市部では5万円〜6万円になると思われます。
水道光熱費 1万円
電気代、水道代、ガス代のことですね。
家にいる時間が短ければ短いほど、安くなります。
電気代は新電力を選択することで、ガス代は都市ガスを利用することで費用を抑えることもできますので、特にガスについては物件選びのときから考えておくのがオススメです。
プロパンガスが高すぎるのか、都市ガスが安いのか‥。
たくさん自炊したい!毎日お風呂を沸かしてお湯に浸かりたい!といった女性にはぜひ考えておいてほしいポイントです。
通信費 3000円〜1万円
携帯電話やインターネット料金のことです。
大手携帯会社と契約していると、月々の支払いが8000円近くなることも‥(最近は改革・値下げされるという報道が出ていますね)
家計を圧迫するようなら、インターネットが無料で使える賃貸を検討したり、携帯電話料金の見直しが必要になります。
食費 3万円
どれくらい外食をするか、どれくらい自炊をするか。
生活スタイルによって大きく異なるのが食費です。
反対に言えば、生活スタイル次第で節約もできるということ。
自炊の回数をちょっと増やしてみたり、職場の自販機で毎日コーヒーを買うのをやめてみたり‥いろいろ改善できるかと思います。
雑費 1万円
シャンプーや薬などの生活用品の購入や、お祝い・お香典、美容院などがここに分類されます。
美容院でカラーやパーマをかけている方は、もう少し費用がかさむかもしれません。
その他の費用と年間の貯金額
今あげた最低限必要な項目だけでも5万円〜6万円くらい。
ここに交際費や服飾費、お小遣い、奨学金の返済、自動車を持っている方はその維持費、保険に加入している人は保険料が追加されます。
そうすると、月々の貯金額は1万円〜5万円ぐらい。
ボーナスを全額貯金したとして、年間貯金額は100万円に満たないくらいになります。
どこに住むべき?
配属先が決定するのは3月中旬すぎ‥。
新規採用だからと連絡を遅くしてるわけじゃなくて、公務員の人事異動発表が例年これくらいの時期なんです‥申し訳ない。
でも配属先が決定してから賃貸物件を決めるのはオススメしません。
安くて良い部屋はもう残ってないし、引越し業者も繁忙期で手配しにくい&料金が高い時期です。
もちろん「配属先によっては実家から通うのもアリだと思っている」人は、4月以降に引っ越すのもよいかと思います。
ただ、次に空き物件が増えるのは、企業の異動がある9月前後なので、それまで実家から通う覚悟は必要です。
どこに配属されるかわからないから、なかなか住む場所を絞り込めない人は、思いきって人事課に相談してみましょう。
もちろんどこに配属されるかは教えてくれませんが、新規採用職員が配属されることが多い庁舎、資格職が配属されること庁舎というのもあるものです。
ただ、もし、少し遠い勤務地になってしまっても、人事課の担当者は恨まないであげてくださいね。
公務員は庁舎を超えた異動もありますので、数年の我慢です。
気になる実家暮らしとの差
一人暮らしの永遠の悩み、「実家暮らしの友だちがうらやましい」問題。
ご飯は作ってもらえるし、親の車を使えるし、広い部屋があって、交際費にも貯金にもお金が使えていいなぁ〜、ってやつですね。
一人暮らしか実家暮らし、どちらか選べるなら「実家が嫌になるまで実家をオススメ」。
でも一人暮らししか選択肢がない人もたくさん居ますよね。
でも、これって一人暮らしに限った事ではなくて、非正規雇用の人から見れば正規雇用の人が、公務員から見れば大手企業で働く友人が、会社勤めならフリーランスが、実家暮らしの人は一人暮らしの人が、羨ましく思えるときってたくさんあると思うんです。(もちろん逆もたくさんありますよ)
隣の芝は青く見えるもの。
置かれた場所で咲くしかない!
といかに早く開き直って、一人暮らしをエンジョイできるかが鍵。
私は採用当初は、
- 食材を買い込んで同期と一緒に家で鍋パ
- 同期との旅行は交通機関ではなく、自家用車に相乗り。交通費は割り勘で。
- 飲み会は意外と上司がおごってくれる!
などがあったので、「交際費が足りない!」と悩むことなく生活することができました。
好きなことを、好きなものに囲まれた空間で、誰にも邪魔をされずにできる一人暮らしも案外悪くないですよ。
こんなところに気をつけて:4月に全額振り込まれない場合も
公務員は、4月から給与が満額支給されます。
ただし、住居手当や通勤手当など各種手当に関しては5月からの支給であることが多いです。
