厄除けだんごで有名な「法多山尊永寺」。
地元では「はったさん」と呼ばれて親しまれています。
法多山尊永寺について
ご利益は?
法多山の御本尊は、「聖観音(正観世音菩薩、厄除観世音)」。
725年に聖武天皇の命令で、行基によって建立されたといいます。
聖観音は、苦難除去、現世利益、病気平癒、厄除け、開運など、とても幅広いご利益がある観音様で、法多山の観音様は昔から「厄除観音」と呼ばれ、親しまれてきました。
駐車料金は?
法多山の駐車料金は、シーズンによって異なります。
- 1月1日〜2月中旬ごろまで:500円
- 2月中旬〜5月上旬ごろまで:300円
- 5月上旬〜12月30日まで:200円
※法多山やエコパでのイベント開催時などは、駐車料金が異なる場合があります
1番安くてオススメな駐車場はどこ?
基本的には、どの駐車場も同じ料金なので、本堂になるべく近い駐車場がオススメです。
オススメは、8や6−2などの、門前街に近い駐車場です。
ただし、初詣などの混んでいる時期は、どこも満車のことが多いです。
空いている駐車場を見つけたら、多少遠くても駐車してしまいましょう。
特に、8の先は行き止まりで、引き返すのが難しいので、わたしはいつも6−2を狙っています。
14、15、16の駐車場は参道にショートカットして行けるのですが、出店のメインは門前街と3−1と6−2の間の道なので、出店を楽しみたい人は注意が必要です。
おみくじはある?
おみくじは、本堂の横の、大師堂の裏で引くことができます。
料金は1回100円です。
鐘楼堂(鐘つき堂)の近くに、おみくじを結ぶ場所があります。
ベビーカーや車椅子で行っても大丈夫?
法多山は階段が多いお寺です。
スロープはありますが、こちらも急です。(抱っこひもで行っても大変でした・・・)
参道も玉砂利の部分があるので、注意しましょう。
車椅子の場合は、貸し出し(自由に使用できる)や、「身障者送迎中」表示の車に乗車することができます。
ただし、繁忙期は運行していない場合もありますので注意しましょう。
どんなイベントがある?
法多山は、年間を通じて多くのイベント・大祭を開催しています。
- 1月7日:田遊祭
- 2月節分当日:節分祭
- 2月15日〜17日:星祭
- 4月28日:不動祭
- 7月9日10日:万灯祭
- 3月下旬〜4月上旬:さくらまつり
- 5月下旬〜6月上旬:ホタルまつり
- 6月〜8月末:風鈴まつり
- 9月下旬〜10月上旬の週末:星満夜
- 11月下旬〜12月上旬:もみじまつり
そのほか、法多山だんご祭りも開催されています。
法多山厄除けだんごについて
厄除けだんごは、江戸時代、十三代将軍家定のころに、幕府献上の土産に添えられて、将軍家から「くし団子」と命名されたことにはじまります。
現在では「厄除けだんご」と呼ばれ、参拝した人は必ず買って帰るほど、人気のお土産です。
値段は?
お持ち帰りは、1箱600円(6つ入り)。
茶屋で食べる場合は、1皿200円(2つ、緑茶つき)です。
先に券売機でチケットを買うのを忘れずに。
厄除けだんごの食べ方
厄除けだんごは、「厄を落としてくれる」「厄除けしてくれる」として、法多山に来たなら絶対買いたいおだんごですが、食べ方があるのを知っていますか?
厄除けだんごは、1つに5本の串がついています。
お茶屋さんで休憩しながら周りを見回してみると、1本ずつ分けて大切に食べている方が多いのですが、「5本一気に食べる」のもオススメです。
厄除けだんごの5本の串は、五体満足(頭・首・胴体・手・脚)を表していて、分けずに一気に食べることで、厄を落とすんだそうです。
でも、小さなお子さんや女性の方は一気に5本食べるなんて難しいですよね!
賞味期限は?
安いし美味しいし、ここでしか買えないから、みんなにお土産で渡したい、という方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら遠方へのお土産には向いていません。
厄除けだんごの賞味期限は、2日(夏場は1日)なのです‥。
季節限定のだんご
お茶だんご
月に1度だけ販売されるのが「お茶だんご」。
普段は白色のだんご生地に、袋井産のお茶が練り込まれています。
販売されるのは、以下の日です。
- 2月28日
- 3月4日
- 4月18日
- 5月18日
- 6月18日
- 7月10日
- 8月24日
- 9月20日
- 10月19日
- 11月7日
- 12月19日
桜だんご
桜の季節限定で販売されるのが「桜だんご」。
だんごの記事がピンク色をしていて、お花見気分を盛り上げてくれること間違いなしです。
みたらしだんご
紅葉の時期にだけ販売される「みたらしだんご」。
もみじまつりの期間中だけの限定販売です。
栗だんご
「みたらしだんご」と同じく、もみじまつりの時だけ限定販売されるのが「栗だんご」。
通販はないけど、こんなところで買えます
厄除けだんごの賞味期限はとても短いので、残念ながら通販で購入することはできません。
遠鉄百貨店(JR浜松駅すぐ)などの催し物で買えることがあるので、「浜松駅にしか立ち寄らないけど、厄除けだんご食べてみたい」という方は要チェックです。
徳川家や豊臣家との関係
法多山は、守護大名今川氏によって守られていました。
天正18年(1590年)、豊臣秀吉は205石を寺の土地として認めました。
それ以降の歴代の徳川将軍の時代から幕末にかけてもこの205石は維持されました。
最盛期には60ほどの子院がありました。
法多山尊永寺へのアクセス
住所 | 袋井市豊沢2777 |
アクセス | ・可睡斎から車で15分
・油山寺から車で15分 ・掛川ICまで車で20分 ・袋井ICまで車で25分 ・愛野駅から徒歩40分 |