突然ですが、皆さんは「グラレコ」って聞いたことがありますか?
グラレコ=グラフィックレコーディングとは
グラレコは、会議やセミナーなどの内容をタイムリーに、イラストやキーワードで体系的に「見える化」して、参加者に共有し、より理解や思考を深めてもらうための手法です。
といっても、文章じゃよくわからないですよね。
たとえばこんな感じ。
めちゃくちゃお恥ずかしいのですが、はじめてのグラレコです。
お題は岸見一郎・古賀史健著『嫌われる勇気』。
そのほかにも、「グラレコ」とgoogleで検索してみると、多くのグラレコ作品(?)を見ることができます。
文章を並べ立てた議事録より視覚的にわかる!というのがグラレコの利点です。
グラレコの本
グラレコ初心者向けの本としてよく紹介されているのは、くぼみさん(久保田麻美さん)の「はじめてのグラフィックレコーディング」です。
最近、巷では「グラフィックレコーディング(=グラレコ)」が熱い盛り上がりを見せていますね。 今回は、そんな「グラレコ」の一番かんたんな入門書である、久保田麻美さんの『はじめてのグラフィックレコーディング』をご紹介します。 ・グラレコ[…]
くぼみさんは、グラレコのテクニックがぎゅっと詰まったnoteも無料で公開されているので、「興味はあるけど、お金を出して本を買うまではなぁ〜」という方は先にnoteを見てみるのをオススメします。
その他の本としては、清水敦子さんの「Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書」を読んでいる方が多いなぁという感じ。
清水さんもくぼみさんと同じようにnoteを運営されています。
グラレコ専門のnoteではないですが、読んでおいて損はないかと思います。
「グラフィックレコーディングとは?」書籍に書けなかった小話や後日談など追加しつつ、P10〜26のイントロダクションの概要…
グラレコのやり方
グラレコで検索すると、iPadなどのタブレットを使ってデジタルで絵を描いている方が多いので、グラレコ=デジタルというイメージがつきがち。
でも、
って思いませんか?
それに仕事で活かすとなったら、iPadより紙やホワイトボードに描くという方が(特に公務員には)多いのではないでしょうか。
今回はそんな方でも大丈夫!
紙とペンとスマホの無料アプリがあれば、誰でもグラレコができる!ということをお伝えします。
用意するのは紙とペンとアプリ
それをスマホのソフトに取り込みます。
そうしたら、写真を読み込みます。
↓のメニュー「写真読み込み」から。
ここで大切なのが、線画抽出機能。「OK」を選択してくださいね。
そうすると、「黒側」「白側」「中間値」を調整することができるようになります。
いい感じに、てきと~に(どんなだ)、文字がはっきり見えるように、背景が白くなるように、調整しましょう。
調整後はこんな感じ。
一番下(↓でいう1)にレイヤーを追加します。
2のレイヤーを選択して、消しゴムで映り込んでしまった影を消去します。
1のレイヤーを選択して、いよいよ色をつけていきましょう。
ちなみに色塗りは、100均で買ったタッチペンを使ってやっています。
今回は黄土色!
こんな感じで塗り終わりました。
ちょっと色の主張が強いので、色味を和らげるため、レイヤーの透明度を半分の54%(お好みの数字で)に。
いい感じの色になったら、「PNG保存」で端末に保存します。
あとは、スマホにもともと入っている「ギャラリー」のアプリで余分な余白を消してできあがり!
さいごに:グラレコをはじめてみよう!
グラレコは必ず色をつけないといけないというわけではありませんが、どうせなら色分けして見やすく・わかりやすくしたいですよね。
今回はそんな方に向けて、スマホでもできるグラレコの色付け方法を紹介しました。
今回は、15年ほどタッチペンを使ってデジタルイラストを描いている私が、グラレコに必要なiPadについて解説する記事です。 グラレコって何?というところからはじめて、今では仕事やプライベートで実際にグラレコをやっている私の、リアルな体験[…]