読みたい本はあるのに集中できない
他のことが気になってしまう
なんてこと、ありますよね。
年間400冊以上読む私ですが、もともと集中力がもたない性格で、「集中できないな」と感じることも度々あります。
この記事では、「読書に集中できていないな」と感じたときに、実践しているこコツをご紹介します。
なぜ読書に集中できないの?
どうして読書に集中できないのでしょうか。
集中できない理由は
- 集中できない環境
- 集中できないのにそのまま続けている
- 睡眠不足などの身体の不調
ことにあると言われています。
この記事では、「集中できない環境」と「集中できないのにそのまま続ける」について、おすすめの対策をまとめました。
読書と身体の不調の関係については、下の記事で紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
読書に集中できないのはうつ?病気?元うつ病患者の体験談の記事(工事中)
読書に集中するコツ11選
スマホの電源を切る
「スマホをいじっていたら、ついつい時間が経っていた」
なんていう経験ありますよね。
わたしも、時間が空くとついついスマホを触りがち。
だからこそ、「今日は本を読もう!」と決めた日はスマホの電源を切るようにしています。
「急な連絡があるかもしれないから」と、マナーモードにしていたこともあったんですが、「そもそも急な連絡って来ないよな…」と気づいてからは電源オフ。
スティーブ・ジョブズも「なにをしないのかを決めるのは、なにをするのかを決めるのと同じくらい大事だ。」と言っています。
急な連絡が気になって読書に集中できない!という方はマナーモードにしておくのもいいですね。
場所を変える・集中できる環境を整える
読書に集中できなくなったときは、「場所を変える」というのもオススメです。
わたしの場合、場所を変えると
- まわりの景色や音が変わって気分が変わる
- 次の場所まで歩いたり移動したりするので、頭がシャキっとする
- 移動している間に本の内容が頭の中で整理されて、理解が深まる
ので、ちょっと読むペースが落ちたなぁと思ったら、場所を変えるようにしています。
1番気楽なのは、部屋の中や家の中での移動。
自分の部屋の椅子で読んでいたらベッドに腰かけてみたり、寝転がってみたり。
部屋を出てリビングやトイレ(笑)に移動してみたりもします。
外で、でもお金をかけたくないときは図書館や公園のベンチ。
お金があるなら、ファストフード、カフェ、昔ながらの喫茶店、それからどこかに行く途中の電車の中。
もちろん、長時間同じ場所にとどまるのはお店やほかのお客さんに迷惑になるので、気をつけます。
読書の時間を変える
朝・昼・夜
習慣的に決まった時間に読書している方も多いのではないでしょうか。
- 夜遅くまで本を読むことが多かったら、たまには早く寝て朝読んでみる
- 昼休み、いつもスマホを触ってしまう時間を読書にあててみる
- オンモードの日中は読書をやめて、夜のオフタイムに本を読んでみる
いつもと違う時間に本を読んでみると、意外に集中できるかもしれません。
リラックスできるBGMを流す
わたしがカフェで本を読むのが好きな理由のひとつにBGMがあります。
歌詞がない、もしくは外国語のBGMは、字を読む邪魔になることなく、ゆったりとした気分にさせてくれるので、Spotifyで無印良品のBGMを流したり、Amazonプライムで外国の音楽を耳障りにならない程度に流しています。
飲み物や食べ物と一緒に楽しむ
噛むことは集中力を高めるだけでなく、リラックス効果もあるという研究結果があります。
チューインガムのチューイングによって、眠気の防止や集中力の増進の効果が報告されている。しかし同時に、咀嚼によるリラックス効果があるとされ、ストレス反応の抑制や精神疲労の軽減、心理状態の改善といった、異なる効果が指摘されている。
引用元:日本心理学会大会発表論文「チューイングによる計算課題への集中力促進効果」
勉強や運転のときにガムを噛んでいるという人も多いのではないでしょうか。
最近はこちらの「ティート(ドライフルーツのお茶)」にハマっています。
プレゼントにもらったのがきっかけなんですが、ドライフルーツの甘みと酸味がほっとしますよ。
自分にあった本を見つける
「いろいろ試してみたけど、やっぱり集中できない」
という人は、もしかしたらその本が今のあなたに合ってないのかも。
本との出会いが人生を変える 本が売れない時代 と言われながらも、毎年80,000冊というたくさんの新刊が発売されます。 でも、10才から80才まで毎日1冊読んでも25,000冊、一週間に一冊だとしたら、3,700冊ほどしか[…]
「選書してもらってる時間がない」「お金をかけずに自分に合った本を見つけたい」というときには、読書メーターやブクログなどの、「読書管理アプリ」で自分と年齢や趣味が似ている人がおすすめしてくれている本を選んでいます。
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あらかじめ要約を読んでおく
ビジネス書や自己啓発書を読むときは、本を読む前にあらかじめ要約を読んでおくのがおすすめです。
「せっかく本を読んだのに内容を忘れてしまった」ということが多かったので要約サービスに登録してみたのですが、先に要約を読んでおくか読んでおかないかで、読書スピード・理解力・知識の定着が各段に違います!
オススメは、要約を読む(予習する)→本を読む(内容を深堀する)→要約を読む(復習する)の順番です。
YouTubeの要約動画を観たり、個人ブログの要約を読むこともあるのですが、一般の方が要約しているので「これは著者が一番言いたいことな?内容も少し違ってない?」と感じることもしばしば。
他の本に変える
「本の内容がどうしても頭に入ってこない」
というときには、思い切って他の本に変えるのもオススメです。
読書管理アプリで管理しておくと、読みかけの本もごちゃごちゃになりません。
別のジャンルの本を読んでみる
読書に集中できないときには、あえて別のジャンルの本を読んでみるようにしています。
小説を読んでいたら、描かれている土地や食べ物に関する本や雑誌を読んでみる。
ビジネス書を読んでいたら、同じ著者が書いたエッセイを読んでみる。
「今読んでいる本とちょっと共通点がある別のジャンルの本」を読むと、不思議なもので、「もとの本に戻ってみようかな」という気持ちがふつふつと湧いてきます。
別のジャンルの本を探すのに重宝しているのが、「AmazonKindleアンリミテッド」。
小説や雑誌、ビジネス書が読み放題のサービスなので、「今読んでいる本とちょっと共通点がある別のジャンルの本」が簡単に読めます。
はじめて登録する人は、30日間無料で使えるので試してみてはいかがでしょうか。
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25分読んで5分休む
「ポモドーロテクニック」という言葉を聞いたことはありますか?
ポモドーロテクニックとは、「25分勉強をして5分休憩する」を4回くりかえし、そのあとに15分~30分くらいの長めの休憩をとる、という勉強法で、受験勉強などの際によく使われる人気の勉強法です。
これは読書にも応用できます。
集中力は時間を制限されると格段にアップします。
たとえば、ゲームで「残り1分」と言われるとすごい集中しますよね。
25分という短い時間に区切ることで、だらだらせず読書に集中できます。
そこで、この時計を使っています。
この時計のいいところは、折り返しカウントアップ機能がついていること。
普通のキッチンタイマーだと、0秒になったらアラーム音が鳴って終わりなのですが、T-603ラーニングタイマーSは1秒・2秒…とカウントアップをはじめてくれるので、「25分の読書」「5分の休憩」がしやすいんです。
ミニ読書(1章だけ読書)
1章とは、ビジネス書や実用書なら1つの単元、小説なら1つの場面のこと。
時間にすると、5分~10分くらいです。
「読書」というと、集中してずっと読んでいなければいけないと考えがちですが、スキマ時間にちょろっと読むのも立派な読書。
ムリに集中しようとせず、とりあえず1章だけ読んでみましょう。
ビジネス書の場合、「はじめに」「おわりに」「第1章」を読めば、本に書かれている内容の7割くらいがわかってしまうことがほとんどなので、1章だけ読書でも読書の効果を充分に発揮できますよ。
【参考文献】
S・J・スコット『人生を大きく変える 小さな行動習慣 Habit Stacking』
おわりに:誰にでも集中できないときはある
ここまで、読書に集中できないときに実践していることを紹介してきました。
わたしは年間400冊以上の本を読んでいますが、「集中できてないな」と感じることもたくさんあって、そんなときはこの記事で紹介したことを意識するようにしています。
この記事が、読書に集中できないというお悩みの改善に役立てば幸いです。
ぜひ、快適な読書ライフを楽しんでくださいね。