現役公務員女子が「公務員試験を受ける人」「公務員になったばかりの人」にお伝えする赤裸々ブログ

チラシやポスター作りに悩むすべての人へ『自治体チラシ 仰天!ビフォーアフター』【書評】

こんにちは、現役公務員のゆーこです。

公務員として働いていて、チラシやポスター作りで一度は頭を抱えたことがあるのではないでしょうか。

今回は、そんなときに参考になる、足立区シティープロモーション課発行の『自治体チラシ 仰天!ビフォーアフター』をご紹介します。

・チラシやポスターを作っても、伝えたいことが伝わらない
・予算がなくて、デザイン会社に発注できないけれど、わかりやすいチラシが作りたい
・チラシやポスターを眺めるのが好きだ
・広報・チラシ・ポスターを担当することになったので、成功事例が知りたい

行政がつくるチラシの改良ビフォーアフターを載せた自治体チラシの作成・改良指南本。
足立区では、全部署が出すチラシ・ポスターなど1枚1枚を当課と区長がチェックし改良を重ね、その結果、様々なイベント等の集客率が大幅アップするなど効果をあげている。
本書では、実際のチラシをもとにどのように改良したのか、またその狙いはどこか、その結果どのような効果があったのかを見開きで掲載。
これにより、各自治体の担当者は内容ごとに必要なチラシをつくることができ、また従来のチラシの修正のポイントを知ることができる! さらに、上司へ説明する際、新しくチラシをつくる際のサンプル集としても最適な本!

※出典「BOOKS出版書誌データベース

 

足立区シティプロモーション課の取り組みから生まれた本

ゆーこ
突然ですが、みなさんの自治体の「シティプロモーション課」の仕事って、どんな仕事ですか?
多くの自治体では、観光客の誘致や移住促進に取り組んでいる場合が多いのではないでしょうか。
それがなんと、足立区の「シティプロモーション課」の主な業務はチラシづくりのアドバイスなんです。

観光資源もなく、移住を促したい意図もない都心に近い自治体のシティプロモーションとして、「イメージアップ」を目的にスタートした、足立区シティプロモーション課。

年間約450件の広報物について相談を受け、ターゲットの設定やキャッチコピーの作り方、写真の選び方などインパクトのある紙面づくりのポイントをアドバイスするそう。

チラシは読むものではなく、見て分かるのが基本

そんな考えをもとに、自治体のあらゆる部署や施設で広報物を作る職員に向けて、作り方や改良の仕方を示してくれるのが本書『自治体チラシ 仰天!ビフォーアフター』です。

自治体の広報5つのポイント

わたしもよくやりがちなのですが、「できるだけ多くの人に参加してもらいたい!」「できるだけ多くの人に知ってもらいたい!」と思うあまり、具体的に「誰に」っていうのが明確になっていない広報物って意外とあるんですよね。

あとは、去年もチラシを作ったから、今年も同じ内容のチラシ。去年は窓口で配布したから今年の窓口で、という前例踏襲も多い。

いざ「よし、作ろう!」と思っても、「伝えたいこと」がたくさんありすぎて、とりあえず情報を詰め込んでしまう。

頑張って出来上がったチラシは、大量の広報物の中に埋もれてしまって、あまり手にとってもらえず、配布枚数をさばけないまま期間が終了…。

そんなことも多いのではないでしょうか。(わたしはたくさんあります…)

そんな方向けに、本書では、チラシづくりの5つのポイントが紹介されています。

  1. 「伝えたいこと」と「知りたいこと」は違う
  2. ターゲットと目的を明確にする
  3. アイキャッチとメリハリをつける
  4. キャッチコピーの力
  5. 写真で目を止めてもらう方法

それぞれのポイントごとに事例が紹介されているのですが、その中でも

「アイキャッチがなくよくわからない事業名が強調されている」

「専門用語ばかりで読むのが疲れる」

「難しい言葉やイメージがわかない文章の工夫の仕方」

はとても参考になりました。

ゆーこ
本の中では、5つのポイントごとに事例をもとに解説しています。
詳しく知りたい方は、ぜひ本を買って読んでみてくださいね。

足立区が成果をあげている理由3つ

巻末で、足立区のシティープロモーションが成果を上げている理由が3つあげられています。

  1. 横串を刺す
  2. 職員が変わる
  3. 上司の意識

「横串を刺す」ことと「上司の意識」を変えることは、とっても難しい。

各所管で作られたチラシやポスターについてシティープロモーション課が把握することで、横につなぐ提案=「横串を刺す」ことがはじめて可能なんですよね。

ゆーこ
わたしの自治体では各所管が独自にチラシ・ポスターを作っているので、統一感がないし、横につなぐことが難しいんですよね…
「上司の意識」はもっと難しい。
ゆーこ
わたしの勤めている自治体では、せっかく若手がターゲットに届く斬新なチラシ案をつくっても、その思い切った案に「前例がないから」「役所はここまでできない」と上司がOKを出さないことが結構あるんですよね…
それを踏まえると、足立区のシティープロモーション課の取り組みは、今後の自治体の広報のあり方や自分の自治体の改善点を考える参考になります。

50の事例を紹介

『自治体チラシ 仰天!ビフォーアフター』では、10年に及ぶ足立区の広報物改革の中から、約50の事例が、「改良前(BEFORE)」「改良後(AFTER)」で紹介されています。

その中には「専門用語が多すぎる」「文章だけで伝えようとしがち」など職員がやりがちな失敗例も盛りだくさん。

自治体職員がワードで手作りしたものも含まれているので、「チラシを作りたいけど予算がない!」というときでも、机の片隅に置いておけば明日から実務に活かせそう。

細部の改良ポイントが一目でわかるようになっているので、時間があるときにパラパラと流し読みしてみるのもオススメです。

長時間お付き合いいただき、ありがとうございました。

 自治体のチラシやポスターについては、こちらの記事もオススメです。

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