現役公務員女子が「公務員試験を受ける人」「公務員になったばかりの人」にお伝えする赤裸々ブログ

「あなたの志望自治体はいくら?」公務員の地域手当と地域手当ランキング

こんにちは、現役公務員のゆーこです。

ゆーこ
みなさんは「地域手当」を知っていますか?

テレワークなど、出勤しないスタイルの働き方が広まってきたとともに、「地域手当」の必要性についても盛んに議論されるようになってきましたね。

今回は「地域手当」について、わかりやすく解説します。

 

地域手当とは?

「地域手当」とは、簡単に言うと「勤務する地域の環境によって生じる生活費を調整することを目的に支給されているもの」です。

例えば、東京都に住むと、他の地域に住むのと比べて、住居費や物価が高く、生活費がかさみますよね。

また、公務員の場合は、民間企業との給与水準の調整のためでもあります。

piyo
つまり、物価や民間企業の給与水準が高い地域では、その差額を「地域手当」として支給して、差を埋めようということだね。
ゆーこ
昔は、その目的から「調整手当」と呼ばれていたこともあったみたいだよ。
なお、「地域手当」はあくまで「働いている場所に応じて支給されるもの」なので、住んでいる場所は問われません。

気になる地域手当の金額

それでは、お待ちかね、皆さんが一番気になっているであろう、地域手当の金額についてお話していきたいと思います。

地域手当の計算方法

地域手当の金額は、下記の計算方式によって算出されます。

  • (基本給+管理職手当+扶養手当)×支給割合

一番大切なことは、この「支給割合」が自治体によって異なるということです。

総務省「令和2年地方公務員給与実態調査結果等の概要」によると、令和2年4月1日現在、都道府県の68%、市町村の23%が「地域手当」を支給しています。

32%の都道府県と、77%の市町村が「地域手当」を支給していないということですね。

だとしたら、「地域手当」をもらえるだけラッキーなのかもしれませんが、地域手当をもらっている側にも不公平感はあるようです。

地方公務員への地域手当は、主に民間企業の賃金格差を埋めるために支給されていますので、物価がほとんど変わらないにもかかわらず、隣接する市町村で地域手当の支給割合位が大きく異なるためです。

地域手当一覧とランキング

ゆーこ
では、実際に「あたなの働いている自治体」や「あなたが志望する自治体」では、どれくらいの「支給割合」なのか、見てみましょう。
数値はすべて総務省「給与・定員等の調査結果等」から引用しています。もっと詳しく知りたい方は、総務省のウェブサイトを確認してみてくださいね。

政令指定都市の「地域手当」

先ほど、市町村の23%が「地域手当」を支給している、とお話しましたが、政令都市に限って言えば95%が「地域手当」を支給しています。

piyo
政令都市は物価や住居費が高くて、民間企業の給与水準も高いから、「地域手当」の支給割合が高いのもうなずけるね。
それではさっそく、政令指定都市の「地域手当」の支給割合を見ていきましょう。
横浜市 16.00%
川崎市 16.00%
大阪市 16.00%
さいたま市 15.00%
千葉市 15.00%
名古屋市 15.00%
相模原市 12.00%
神戸市 12.00%
全政令指定都市平均 10.69%
京都市 10.00%
堺市 10.00%
広島市 10.00%
福岡市 10.00%
仙台市 6.00%
静岡市 6.00%
全地方公共団体平均 5.49%
札幌市 3.00%
新潟市 3.00%
浜松市 3.00%
岡山市 3.00%
北九州市 3.00%
熊本市 0.00%
piyo
首都圏に近い横浜市や川崎市の支給割合が16%と高い一方で、札幌市や浜松市・北九州市みたいに全地方公共団体平均を下回るところもあれば、熊本市みたいに0のところもあるんだね。

特別区・市町村の「地域手当」

ゆーこ
政令都市で16%~0%なら、人口が集中している首都圏は一体どれくらいもらえるのか。気になりますよね。
すべての市町村の「地域手当」を紹介するのは難しいので、15%以上の支給割合の自治体をご紹介します。
東京都 特別区 20.00%
茨城県 つくば市 16.00%
東京都 武蔵野市 16.00%
東京都 調布市 16.00%
東京都 町田市 16.00%
東京都 小平市 16.00%
東京都 日野市 16.00%
東京都 国分寺市 16.00%
東京都 狛江市 16.00%
東京都 清瀬市 16.00%
東京都 多摩市 16.00%
愛知県 刈谷市 16.00%
愛知県 豊田市 16.00%
大阪府 守口市 16.00%
埼玉県 志木市 15.00%
埼玉県 和光市 15.00%
東京都 八王子市 15.00%
東京都 三鷹市 15.00%
東京都 青梅市 15.00%
東京都 府中市 15.00%
東京都 昭島市 15.00%
東京都 小金井市 15.00%
東京都 東村山市 15.00%
東京都 国立市 15.00%
東京都 福生市 15.00%
東京都 稲城市 15.00%
東京都 西東京市 15.00%
神奈川県 鎌倉市 15.00%
大阪府 池田市 15.00%
大阪府 高槻市 15.00%
大阪府 大東市 15.00%
大阪府 大阪狭山市 15.00%
兵庫県 西宮市 15.00%
兵庫県 芦屋市 15.00%
兵庫県 宝塚市 15.00%
piyo
特別区の20%は「さすが!」って感じがするね。その他の自治体を見ると、都市部だから高い、と一律には言えなさそうだね。自治体の財政状況とかも影響しているのかもね。
ゆーこ
ここに載せた自治体以外の「地域手当」は、以下の総務省のページで確認できるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

地域手当の支給割合によって、給与が大きく異なる?!

ここまで長々とお話させていただきましたが、

まぁ、微々たる差だし、あってもなくても…
という方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、地域手当の有無や支給割合によって、もらえる給与が大きく異なることだけは知っておいていただきたいなと思って、この項目を設けました。
ご存じのとおり、公務員には以下のような手当があります。
  •  超過勤務手当(残業代)
  •  休日給
  •  夜勤手当
  •  期末手当
  •  勤勉手当

これらの手当の金額は、「地域手当も含めた1時間あたりの単価」をもとに計算されます。

ゆーこ
つまり、地域手当が高額であればあるほど、ボーナス(期末手当・勤勉手当)や超過勤務手当の金額も上がるということです。
piyo
たくさん残業をする人は、地域手当の有無でもらえる給与が大きく変わってきそうだね。
もちろん、志望する自治体を決める際に「地域手当」だけを見て決めてほしくはないと思っていますが(いつ支給がなくなるかわからないですし…)、隣接する自治体と迷ったときの位置判断材料として、ぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。