こんにちは、pitsuです。
メモが好きで、思いついたことは手帳に書き留めるようにしています。
でも、せっかく手帳に書いたのに、情報が管理しきれなかったり、優先順位がつけれなかったり、他のコトに気が散って集中できなかったりして悩んでいました。
そんな長年、手帳迷子だった私が、出会ったときに衝撃を受けた「バレットジャーナル」という手帳術を紹介します。
バレットジャーナルとは
バレットジャーナルは、ライダー・キャロルさんが編み出したノート術です。
彼は、ADHDという発達障害があり、気が散ってしまいTodoリストがなかなか片付かない、と悩んでいました。
そんな中編み出したバレットジャーナルは、スケジュールやタスク管理人に悩む人にはうってつけの手帳術で、世界中の人がこの手帳術を活用しています。
ちなみに、バレットジャーナルは、
- バレット(Bullet):箇条書きにつける記号
- ジャーナル(Journal):「日記」「日誌」
という意味を持っています。
バレットジャーナルには何を書くの?
結論、なんでも書いてOKです。
わたしは、やることリスト(Todo)、考えたこと、テレビで見た美味しそうなレストラン、毎日続けているダイエットやストレッチの記録など、とにかくなんでも詰め込んでいます。
バレットジャーナルのメリット
すべてのことを1冊のノートで管理できる
「手帳が好きで、たくさん買い集めたけれど、情報がいろいろなところに分散して管理が難しい…」
「いざ書こうと思ったら、ノートが手元になかった」
そんな悩みを持つ方に、バレットジャーナルはピッタリの手帳術です。
「スケジュール帳(仕事・プライベート)」「日記」「メモ帳」…様々なことがノート1冊で管理できます。
1冊のノートで管理するので、「あれどこに書いたっけな」ということもありません。
たまにノートを見返すと、「こんなアイディアがあったんだ!」というような気づきも生まれます。
自分の時間が増える
バレットジャーナルを使って、仕事・育児・家事をすべて管理、記録できるようになりました。
すべての予定を管理できるので、効率よく予定をこなすことができます。
「何かやらなきゃいけないけど、何をやるんだっけ…」
「何かしたいと思ってたんだけど…」
とボ~っとする時間も減り、自分の時間を増やすことにつながりました。
自分を見つめなおすことができる
バレットジャーナルを使っていると、何を優先してすべきか、常に考えるようになりました。
時間、お金、体力…やれることには限りがあります。
「本当にしたいことは何かな?」
「これは他の人にお願いしよう」
「これは次の日に繰り越してまでやるべきことかな?」
「これはいつか時間があるときのアイディアとして残しておこう」
頭の中に浮かんだTODOやアイディアを全て書き出すことで、自分を見つめなおし、物事の優先順位をつけるクセがつくようになりました。
心と頭がスッキリする
わたしは頭がいい方ではありません。
なので、予定やTODOが詰まってくると、混乱したり、最悪忘れてしまうことがあります。
バレットジャーナルは、情報をすべて書き出すので、重要でないことは頭から排除でき、今本当にやらなければいけないことだけに全力で取り組めます。
自信がつく
バレットジャーナルは、日々TODOを書き出して、それを消していきます。
TODOリストが消えていくと嬉しいですし、達成感もあり、自信につながります。
「今日はこれができたから、明日はこれにチャレンジしてみよう」
「次はこうしてみよう」
と未来に視線が向きます。
バレットジャーナルに必要なもの
「ノート」と「ペン」。
以上です。
ノート
ノートも、専用のものじゃなく、100均で売っている大学ノートでもOKです。
ドット罫や、方眼のものだと、線が引きやすいのでオススメですが、無地や横罫でも大丈夫。
大きさも、自分が使いやすい大きさなら、なんでも自由です。
ページ数も自由ですが、厚すぎず、薄すぎずのものにしましょう。
専用のものがほしい人は、こんな手帳がオススメ。
\ 豊富なカラーが魅力 /
\ 手書きをもっと楽しみたいなら /
ペン
- インクの乾きが早い
- 裏移りしない
ペンをオススメします。
バレットジャーナルの基本は「ラピッドロギング(=素早く記録する)」なので、まずは手元にある黒1色ではじめてみましょう。
バレットジャーナルのやり方
バレットジャーナルに必要な、基本的なページはこちら。
- 目次
- フューチャーログ
- マンスリーログ
- デイリー
順番に解説していきます。
ノートの右下にページ番号を書く
まずはノートの下準備。
ノートの1ページ目から、ページの下部にページ番号を書いていきます。
ちょっと手間ですが、次で説明する「目次」で役立ちますので、30くらいまでは書いておきます。
目次をつくる
どこに何を書いたかわからなくならないように目次を作ります。
ノートの前から4ページくらいを、目次に使います。
縦に数字を書いていって、その横に内容を書きます。
フューチャーログをつくる
フューチャーログ(年間予定)には、月ごとの予定や、やることリストを書いて中長期的な予定を管理します。
3ヶ月で1ページを目安に書くことが勧められていますが、好きなレイアウトでOK。
その月に予定しているイベントやTODOを書いていきます。
マンスリーをつくる
マンスリー(月間予定)には、毎月の予定とその月のTODOを記入していきます。
フューチャーログ(年間予定)を見て、その月にしなければいけないことがあれば、書き写します。
デイリーに落とし込む
デイリーには、毎日その日の予定やTODO、出来事を箇条書きで書いていきます。
マンスリーログ(月間予定)からその日にやらなくてはいけないことを書き写します。
バレット(キー)を使いこなす
バレットジャーナルは、疲れていても忙しくても書けるように、
- ラピッド(素早く)
- ロギング(記録する)
「ラピッドロギング」という方法で書いていきます。
箇条書きで、なるべく簡潔に書いていこう
ラピッドロギングでは、バレット(キーとも呼びます)を使います。
基本のバレット
まずは基本のバレットを覚えて、慣れてきたら自分が使いやすいようにアレンジしていきましょう。
〇 できごと
ー メモ
* 重要なこと
! ひらめいたこと
TODOを管理する
TODOを終えたり、他の日に移動したりするときには、「・」を次の|に上書きします。
> 移動(→でもOK)・・・他の日や翌月に繰り越したら
< 予定に入れる・・・長期の予定に変更したら
カスタムコレクションを作る
基本的なページを作り終えたら、自分で自由に作るページ「カスタムコレクション」をぜひ書いてみましょう。
「カスタムコレクション」には、コレといった決まりはありません。
たとえば、
- 勉強の進捗管理
- 旅行の行程表
- 体重の変化やトレー人宇野喜六
- 病気やケガの治療
- 週間にしたいことのチェック表(ハビットトラッカー)
- 旅行に持っていくものリスト
- 読みたい本・読んだ本リスト
わたしは小さい子どもがいるので、日付とはじめて出来たこと(寝返りやあんよ…)を一覧にして記録しています。
参考書籍
この記事では、バレットジャーナルの基本的な使い方を紹介しています。
「バレットジャーナル公式サイト」のほか、以下の書籍を参考にしました。
バレットジャーナルについて詳しく知りたい方は、参考にしてみてください。
\ 基本の1冊。公式ガイドブック /
さいごに
バレットジャーナルは、しっくりくると、他の手帳が使えなくなるくらい、魅力を秘めた手帳術です。
- 現状を整理する
- 振り返る
- 改善する
- 将来に活かす
というサイクルが出来上がって、自分の過去・現在・未来を見つめなおすことができます。
「ノート」と「ペン」だけで始められるので、ぜひトライしてみてくださいね。
ノート選びで迷っているなら
こんにちは。手帳を使って30年、文具メーカーに勤務するpitsuです。 「ノート」と「ペン」があれば、すぐ始められるのが「バレットジャーナル」。 せっかくなら、お気に入りのノートを使いたいですよね。 これからバレットジャー[…]