本を読んだら読みっぱなしはもったいない!
読書管理アプリに登録して、読んだ本の記録をつけたり、読書家の人とオススメの本の情報交換をしたりして、楽しみませんか?
今回は、年400冊以上読んでいて、読書管理アプリを10年以上使っている私が、3大読書管理アプリ「読書メーター」「ブクログ」「ビブリア」を比較します。
読書管理アプリを選ぶ参考にしてみてくださいね。
読書記録に書いている項目については、下の記事で紹介しています。
読書の記録ってつけてますか? 読んだ本の内容を忘れることも多くて、なんだかもったいないなぁと思ったので、本を読んだらできるだけ記録するように意識しています。 以前はノートに書いてたんですが、本を読んでいるときにノートを開くことが[…]
【表で見る】読書管理アプリ比較
読書メーター | ブクログ | ビブリア | |
ユーザー数 | 多い | 少ない | 不明 |
対応OS | iOS、Android、WEB | iOS、Android、WEB | iOSのみ |
本の登録 | 検索またはバーコード | 検索またはバーコード | 検索またはバーコード |
オリジナル本の登録 | できない | できる | できない |
本のステータス | 読んだ、読みたい、積読、読んでいる | 読了、読みたい、積読、読んでいる | 読了、読みたい |
レビュー件数 | 多い | 少ない | ー |
レビュー文字数 | 250字以内 | 制限なし | 制限なし |
レビューの非公開 | できない | できる | ー |
カテゴリー分け | できる | できる | できない |
SNS機能 | ある | ある | ない |
本のプレゼント | ある | ある | ない |
新刊情報 | ある | ある | ない |
ランキング | ある | ある | ない |
メルマガ | ない | ある | ない |
読書管理アプリとは?
読書管理アプリでは、次のようなことができます。
- 本の登録(バーコードからも登録できる)
- 感想やレビューの投稿
- 他の人のレビューを見たり、コメントをする(ビブリアにはなし)
- 読書データ(読んだページ数や日数、冊数など)の表示
- TwitterなどのSNSへの自動投稿機能
- 本のプレゼント(ビブリアはなし)
読んだ本を記録する、感想を書いて後から見返す。
これが読書管理アプリの基本的な使い方です。
ブクログと読書メーターならどっちがオススメ?サービスの比較
私は主に、読書メーターとブクログを使っています。
どちらもメリット・デメリットがあるので、2つを併用しています。
読書メーター
「読書メーター」がオススメな人は、こんな人です。
- たくさんのレビューを読みたい
- 本を通じていろいろな人と交流したい
- 本はクチコミで選ぶ
【メリット】レビュー数が多い
読書メーターは、大手の読書管理アプリ。
歴史は古く、2008年にサービスが始まりました。
それだけに、利用者数が多く、交流が活発に行われています。
例えば、町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』のレビュー数・登録数を「ブクログ」と比べると、下のようになっています。(記事執筆時点)
登録者数 | レビュー数 | |
読書メーター | 16,698人 | 3,557件 |
ブクログ | 15,586人 | 1,371件 |
【メリット】本の管理がしやすい
また、「読んだ本」「読んでいる本」「積読本」「読みたい本」の4つの分類に分けて管理できるので、家に蔵書がたくさんあったり、図書館で本を借りる人にも使いやすいサービスになっています。
【メリット】交流が盛ん
本を登録したり、レビューを登録したりすると、たくさんの人からナイス!をもらえます。
【メリット】読んだ本が同じ読書家(ユーザー)を紹介してくれる
読書メーターには、「相性機能」というものがあり、読んだ本を登録したり、感想やレビューを投稿すると、相性のいいユーザーを紹介してくれます。
【メリット】ページ数を記録してくれる
読書メーターは、「累計読書ページ数」や「1日平均読書ページ数」なども自動で集計してくれます。
読書した冊数だけでなく、ページ数も記録してくれるので、「厚い本をたくさん読む人」「自分が毎日平均してどれくらいのページ数を読んでいるか知りたい人」には助かります。
【デメリット】非公開機能がない
読書メーターには、本の情報やレビューを非公開にする機能がありません。
「このレビューは非公開にして、自分だけのメモとして残しておきたい」という使い方ができないのがちょっと残念です。
レビュー文字数に制限がある
読書メーターのレビューは250字までしか記入することができません。
ただし、普段あまり文章を書かない人にとっては250字でも十分ですし、要点をまとめる練習にもなるので、必ずしもデメリットとは言えないでしょう。
ブクログ
「ブクログ」がオススメな人は、こんな人。
- 長文のレビューを読みたい
- 本を表紙買いすることがよくある
- 同人誌やパンフレットなど、書店では買えないものも記録したい
- 交流はさほど求めていない
- 文字数にこだわることなく、記録を残したい
- 非公開で読書メモを残したい
【メリット】読書レビューがしやすい
ブクログは、2004年にサービスを開始した、日本の老舗読書管理アプリです。
その1番の特徴は、読書レビュー機能が充実していること。
「読書メーター」が250字しかレビューが書けないのに対し、ブクログは文字数に制限がないので、文字数を気にせずレビューを書くことができます。
また、5段階評価機能もついているので、「レビューを書く時間がない」という人にもオススメ。
【メリット】アソシエイトをつけることができる
誰かがあなたのブクログのレビューを見て、本棚からAmazonにアクセスして本を購入してくれたときに、紹介料をもらうことができます。
Amazonアソシエイトに登録している人は、紐づけておくといいでしょう。
ただし、ほとんど売れないという人が大半のようです
【メリット】タグ付けができる
Twitterのようにタグ付けができるので、♯ミステリー、♯家族、♯健康などタグをつけておけば、共通点がある本を探すのが簡単です。
【メリット】メモが非公開で残せる
ブクログは、読書メーターとは異なり、公開しない自分だけのメモを残す機能がついています。
- 本の内容を忘れたくないけれど、レビューを書くほどではない
- 本と出会ったきっかけ(◯◯さんにオススメされて、など)を残しておきたい
というときに重宝しています。
お気に入りの文章を登録しておく機能もあります。(手入力)
【メリット】新しい本と出会える
新刊ニュース、話題の本、原作本まとめ、ランキング、メルマガで配信されるブクログニュースなど、公式でさまざまな特集を組んでくれるので、「読みたい本がない」「何を読めばいいかわからない」というときに助かります。
【メリット】hontoと連携できる
ブクログとhontoを連携すると、hontoを通じて購入した本が、ブクログに自動的に追加されます。
また、ブクログで登録した本が、hontoの本棚に自動で表示されます。
ブクログとhontoの連携については、詳しくは「ブクログ×honto 本棚連携」で解説してくれています。
【デメリット】検索で同じ本が複数出てくることがある
本を登録しようとして検索すると、なぜか同じ本が複数出てくることがあります。
【デメリット】読了日を必ず設定しなければいけない
「読書メーター」は本を読み終わった日を「未定」で登録できますが、ブクログは必ずどこかの日付を指定しなければいけません。
昔読んだことがある本を登録したい、というときにも読書グラフにカウントされてしまうので、ちょっと不便です。
【デメリット】SNSとしては使いづらい
ブクログのメインは本棚機能。
なので、レビューを投稿したときの反応は、読書メーターよりも少なめです。
素朴な疑問:読書メーターとブクログは移行できる?
結論から話すと、読書メーターからブクログに移行はできますが、公式でその機能があるわけではないので、コマンド入力などができるパソコンに詳しい人でないと難しいです。
ビブリア
「ビブリア」がオススメなのは、こんな方です。
- iPhoneを使っている
- 人と交流はせず、自分が見るだけの記録用として使いたい
- 子どもの読書記録に使いたい
「ブクログ」や「読書メーター」と比べると、知名度や機能は劣りますが、余計な機能がない分使いやすいのが「ビブリア」です。
【メリット】SNS機能がない
SNS機能がなく、他のひとのレビューを読んだり、コメントしたりすることがありません。
その分、子どもでも安心して使えるアプリで、子どもが読書カードがわりに使いやすいという側面があります。
また、本の詳細ページからブクログや読書メーターにアクセスできるので、「たまにレビューが見たい」という人にはそこまで不便はないかと思います。
【デメリット】ウェブやAndroidからは利用できない
2021年11月時点、ビブリアはiOS専用のアプリで、ウェブやAndroidで使うことができません。
まとめ
「ブクログ」「読書メーター」「ビブリア」の3つの読書管理アプリについて比較してきました。
まとめると、
- 交流重視なら読書メーター
- レビューや管理を重視するならブクログ
- シンプルで使いやすいものがいいならビブリア
です。
みなさんが使いたいと思うような読書管理アプリは見つかったでしょうか。
どれも無料ですので、気になったらまずは併用してみるのもオススメです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。