地方公務員あるある ~公務員も楽じゃない~

piyo
公務員って、給料が安定してて、福利厚生も整っているイメージがあるよね
ゆーこ
公務員を目指す理由にそれを挙げる採用試験受験生も多いね。でも実際に働いてみると、意外にそうじゃない部分もあるんだ…
piyo
え、そうなの?たとえばどんな?
この記事では、地方公務員あるあるから、公務員のリアルについて迫っていきます。
・地方公務員として働いていて、あるある記事を読むくらいには暇な時間がある
・これから公務員試験を受ける予定で、実際の公務員はどうなのか知りたい

まだまだ蔓延する公務員あるある

冷暖房はびっくりするくらいつかない

夏は死ぬほど暑く、冬は死ぬほど寒い。これが地方公務員の仕事場の原則です。

「〇〇度を超えたら冷房がつく」「〇月〇日を超えたら暖房がつく」という自治体独自のルールがあり、それに従って運用されていますが、汗をかくほど暑いのに冷房がつかない、手がかじかむのに暖房がつかないことは結構頻繁にあります。

「税金の無駄!」とたたかれるのが怖いのはわかりますが、仕事環境がわるいと効率も落ちますし、窓口に来る市民も快適じゃないと思うのですが…。

パソコンのスペックが低い

持ち運べないような重さのノートパソコン、エクセルを開くのに数分かかる処理の重さ、地方自治体で使っているパソコンはほとんどがスペックが低くて結構イライラしがちです。どんだけ読み込み中なんだ…。

illustratorなどの専門ソフトを使う職員のパソコンは例外的にハイスペック(と言ってもそこまで高くありません)のことも。ちょっとうらやましいです…。

名刺は自分で作るか、自腹で業者に発注

職場によっては役職に関わらず、名刺の支給がないこともあります。

自分で名刺用の厚紙を買って、ワードで自治体のマークを入れたりしてデザインして、ミシン目で切り離す。

もしくは自腹で業者に発注する。

皆好きなようにデザインするので、同じ部署の職員の名刺でも統一感はなく、デザインも素人考えだからなんとなくもっさり…。

名刺って相手に「名」を「刺す」ためのものだと思っているので、これじゃあなかなか覚えてもらえないと思うのですが…。

サービス残業は普通にある

国(いわゆる行政)が作った法律「労働基準法」。

民間企業に勤めている方は、労働基準法などのルールに従うことを前提として、細かい決まりについては各企業が独自に定めた就業規則で決められています。民間企業の従業員は労働基準法をもとに、残業代や給与の未払いがあれば、労働基準監督署に相談することができます。

公務員にはこのような就業規則はありません。国家公務員法や地方公務員法、人事院規則、勤務時間・休暇等に関する法律のような様々な法律や規則に基づいて働いています。

こうやって法律や規則に基づいて働いているはずなのに、サービス残業は普通にあります。私が採用されたときに配属された部署は、時間外勤務手当の予算があまりなく、残業代は19時以降も残って仕事をする場合にのみ支給でした。
部署や機関によって時間外手当の予算額の余裕は異なりますので(それもなんか変な感じですけど)、もちろんきちんと支払ってもらえる部署もあります。

労働の水準を保つために公務員が作った「労働基準法」。なのに、国家公務員にはもちろん地方公務員には適用されないなんて皮肉ですね。(水道局職員など例外はありますが…)

一応人事部局に相談することはできるようですが、残業代の支払いを決定しているのも彼らですから、相談なんか…できません。

社員旅行は自腹で強制?!

都会から離れた地方の公務員に多いのですが、社員旅行は自腹で半ば強制的に積みたて、都合により旅行を欠席しても積立金は返金されないということもあります。

最近はワークライフバランスの高まりもあり、減ってはきているようですが、それでもまだ、特に年齢が上の人であればあるほど社員旅行が好きです。そして若手は断りにくい…。

土日に役所に現れる幽霊の正体

地方公務員は、消防職員や公民館・図書館の職員などを除き、月~金曜日までが勤務日。土日はイベントや選挙がない限り、原則的にお休みです。

それなのに、土日の庁舎には職員がうろうろ…。平日に終わらない仕事や、はかどらない仕事を片付けるために土日に出勤してくる職員は一定数います。もちろん、そのほとんどが正式な勤務申請をしてませんので、無給です。

好んで土日に働きに来る職員も居るようです。

1ヶ月以上家に帰れないことも

災害が起きたとき、公務員は家族よりも業務・市民を優先しなければいけません。

避難所の設営、支援物資の運搬、ボランティアの受け入れ、臨時窓口の開設、罹災証明の発行…業務は普段よりも多く、慣れないものになります。

もちろん、「仕事が片付かないけど、家に帰ってゆっくりリフレッシュしよう!」なんてことはできませんので、1ヶ月以上家に帰れないこともザラです。

業務で出席する懇親会は自腹

公務員でも、業務を円滑に進めるために、懇親会への出席をすることがあります。民間企業の方と意見交換や情報収集をすることも大切ですからね。

公務員の倫理規定は厳しく、契約の相手方等利害関係人の場合は特に、接待を受けたり、物をもらったりすることは賄賂にあたるとされ、禁止されています。割り勘したけれど、ちょっと多く払ってもらったという場合でも処分を受けた事例もありますので注意が必要です。

そのため、公務員はたとえ業務で必要な懇親会でも、経費とはならず全額自腹で参加します。

インターネットパソコンは全員で共有

2015年5月、日本年金機構に対して外部から「標的型攻撃メール」が送られ、その結果年金管理システムに保管されていた125万人分の個人情報が漏洩しました。

このような個人情報の流出を防ぐため、役所内の情報セキュリティは年々強化されています。

その方策の1つが、業務用端末とインターネット端末を切り離すこと。住所やマイナンバー・所得などの個人情報を扱う端末と、インターネットブラウザにアクセスする端末を物理的に分けています。

とはいえ、役所の予算も潤沢ではありません。

インターネット端末は課の全員で共有、などは結構よくある話。
それでも仕事はインターネット環境がある前提で話が進んでいきます。「資料は〇〇庁のトップページからダウンロードしてください」「わが社のトップページをご覧いただいて、そこからこのボタンをクリックしていただいて…」と言われてもすぐには閲覧できません。

誰かがインターネットを使っていたら、その人が終わるまで待たないといけないので、仕事が進まないのです…。

公務員なのにモテない人

実家はそれなりに裕福で、有名大学を出て、まあまあ平凡なルックスで、収入は高くはないけど安定している…そんな公務員は、結婚相手として人気があります。

それなのにモテない人、結婚したいのにできない人は、性格に難があることもあるので気を付けて。

もちろん、好きで独身を貫いている素敵な独身男性もいるので、そんな人ばかりではないですけどね!

まとめ:公務員の職場環境には夢を持たないこと

築〇十年の古い庁舎、職員用駐車場はなし、メールはセキュリティでガチガチ…今回は、さまざまな地方公務員の方に話を聞いて、公務員あるあるの記事を書いてみました。

もちろん、職場環境は各自治体ごとに異なるため、すべての自治体でこのあるあるが通用しているわけではないと思います。

それでも、公務員を目指している人にはこれだけは言いたい!

ゆーこ
職場環境は民間大手の方が断然いいよ!