現役公務員が伝授する自治体研究2「自治体の情報を集める方法」

piyo
ねぇねぇ、自治体のホームページや情報ってなんであんなにわかりにくいの??
ゆーこ
…う、うーん、否定ができないからつらいなぁ。
piyo
自治体研究をするためにはどこを見ればいいのか教えてよ
ゆーこ
そうだね!自治体の情報が見にくいことは置いておいて、自治体研究に必要な情報を集めるためには何をみればいいのか、見てみよう。まず、自治体研究の基本的なことについては下の記事でまとめているから、まだの人はぜひ目を通しておいてほしいな。
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自治体の情報の集め方

ゆーこ
自治体研究の基本的なことは前の記事で説明したけれど、そうは言っても「出身自治体を受ける人」「住んだことがあったり馴染みがあったりする自治体を受ける人」「まったく知らない自治体を受ける人」…人によってどれくらい自治体のことを知っているか、差があるよね。今回は難易度別(★が小さいほど初心者向け)に分けてみたよ。

難易度:★☆☆☆☆ 広報誌

自治体の顔でもある広報誌。近年は自治体のホームページにもデータ版が掲載されるようになり、自治体に住んでいなくても気軽に読むことができるようになりました。

そのほかにも自治体の役所、庁舎、図書館などで手に入れることができます。PDFだと後で読み返しにくいですし、一覧性に欠けるので、できれば紙の広報誌を手に入れておくといいと思います。

まずは自治体の広報誌を1年分くらいざっと読んでみましょう。住民向けに作られているものなので、自治体に詳しくない人にもわかりやすい作りになっています。特に1月号や4月号には、新年の抱負や、年度の事業計画・重点事業について特集されていることが多いので、数年分読んでおいても損はないと思います。

広報誌はインターネットと違って掲載できる情報が限られています。そんな広報誌で、あなたが受ける自治体では何の分野が特集されていることが多いですか?紙面の面積が割かれていたり、何号にも渡って連載されていたりする分野は自治体が力を入れて取り組んでいる証拠です。

難易度:★☆☆☆☆ メールマガジン・LINEなど

最近はLINEやメールマガジン、他にもTwitterなどで、情報発信する自治体も増えてきていますね。これらで配信される情報は旬の情報であることも多いので、チェックしておくといいと思います。

市長のブログやFacebookなども余裕があれば見ておきましょう。

難易度:★★☆☆☆ 自治体のホームページ

広報誌やメールマガジン、LINEなどで自治体の大まかな情報を掴んだら、自治体のホームページを見てみてください。

見にくいホームページがあることも事実ですが、力を入れている事業は画像つきで更新されていたり、最新情報に頻繁に登場していることが多いです。

各課の仕事や各種計画、財政状況から議事録まで‥なんでもありますが、たくさんありすぎてどこから読めばいいか困ってしまいますよね。何が大切なのかもわかりにくい。

そんなときは大抵の自治体のホームページには、検索フォームがあるので、そこから自分が興味を持っているキーワードや、自治体が力を入れている事業を検索してみましょう。

その他にも、ウィキペディアには目を通しておくことをオススメします。特産物や面積、合併前の姿などなど、自治体のホームページだけではわからない、いろいろなことが紹介されています。人口や市長の名前も載っています。自治体のことが簡潔にまとめられていますので、同じような人口や面積の自治体と比較したいときにも役立ちます。

そのかわり、面接や志望動機に引用する際は必ず裏をとってくださいね。ウィキペディアをオススメしましたが誰でも匿名で編集できるものなので、情報が異なっていても責任は持てません‥

難易度:★★★☆☆ 現地訪問

ゆーこ
現地訪問は決して難しいことではないですが、わざわざ行かなくてはいけないので難易度★★★に分類しました。

自治体の庁舎(市役所や県庁)を訪れて気づいたことをメモしておくと良いと思います。

すれ違う職員に見られてるんじゃないか、受験者だとバレてないかと緊張するかもしれませんが、職員はそんなことは気にしてませんので安心して訪問してみてください。もし受験者だとわかっても、「やる気のある子だなぁ」「そんな季節になったんだなぁ」としか思いません。

そのかわり、顔を覚えていないことも多いので、面接で「訪問しました!」と言ったときに「そうなの?」と言われても落ち込まないでくださいね。

時間があれば、大きなイベントや観光施設にはぜひ足を運んでみましょう。面接で聞かれることもあります。

難易度:★★★★☆ インターン

自治体の規模が小さければ小さいほど、自治体の中でも特に市役所や町役場の合格者は、地元に住んでいる人が多い気がします。(まぁ、受験者数で言っても地元の人が1番多いので当たり前と言えば当たり前ですね)

インターンの有無が直接採用結果と結びつくわけではありませんが、インターンで社会人に混じって働いてみて初めて気づくこともあると思いますので、試験までに時間があればインターンはオススメです。

もちろん、民間のインターンを経験したみた感想を志望動機に繋げるというのもありですよ。

ただ、「実際に仕事ができる!」と思って期待してインターンに来ると、雑用ばっかりで落ち込むこともあります。こちらとしてもインターンの子に責任が発生する仕事を任せることはできませんからね‥ご理解ください。普段その雑用は職員の誰かがやっているということですから、雑用も仕事のうちと割り切って楽しむのがいいですね。

難易度:★★★★★ 公務員に話を聞く

ゆーこ
こればかりは人脈によると思うので、難易度★★★★★にしました。

公務員の人、それも、定年した人や退職した人ではなく、現役の公務員に話を聞いてみるのがいいと思います。定年した人たちは「いい時代の」公務員ですし、退職した人は公務員に対してネガティブな感情を抱いている人も多いもの。公務員を目指している人は、機会があればぜひ、「今」を知っている公務員の人に聞いてみてください。

もちろん定年した経験豊富な方、訳あって民間に転職された方ならではの視点というのもありますから、その点にはこだわらずに聞いてみるのもいいですね。

ちなみに、採用の時期になると、よく大学生から「公務員試験を受けるために自治体研究をしているから話を聞かせてください」というお電話をいただきます。もちろん答えられることはお答えしますが、いくら受験者といっても一般の方なので、お答えできるのはホームページに載っているようなことだけですし、業務を停めて対応することになるので嫌がる職員も居ます。電話代もかかりますし、誰が電話をしてきてくれたのかが採用担当に報告されることはなくメリットもないので、あまりオススメはしません。

そのほかにも、テレビの地方局を見てみたり、地方で刊行されている新聞を読んだりするのもいいですね。今はインターネットで見れるものも多いみたいですよ。

ゆーこ
地元ならではの話題や、自治体の取り組みなどを放送しているので、ちょっとした空き時間やご飯を食べながらでも自治体研究ができちゃう。便利。

まとめ

以上、この記事では自治体研究の方法についてみてきました。

まとめると、簡単な順に

  1. 広報紙
  2. メールマガジン・LINEなど
  3. 自治体のホームページ
  4. 現地訪問
  5. インターン
  6. 公務員に話を聞く

の順にやっていくと、効率がよくて、筋の通った自治体研究ができます。

ぜひ面接でその成果を伝えてくださいね。